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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第7回 がん研究の最前線

開催日
: 平成25年 9月 5日(木)
オーガナイザー
: 疾患予防医科学系専攻分子腫瘍学講座 教授 谷口 俊一郎

演題
: 癌化シグナルのNox oxidasesによるレドックス制御
講師名
: 医学部 特任教授 鎌田 徹

1981年以来、細胞癌化に酸化ストレスが関与すると仮定されてきた。我々は、Nox oxidasesに由来する活性酸素の制御異常が、Rasトランスホーム細胞、大腸癌、メラノーマ、白血病、脳腫瘍などの細胞癌化シグナル伝達に寄与することを明らかにしてきた。講演では発癌におけるNoxファミリーの機能的役割と癌治療における意義についてふれる。

演題
: 「がんと炎症」~がん進展に対する炎症アダプター分子ASCの関わり~
講師名
: 疾患予防医科学系専攻分子腫瘍学講座 准教授 肥田 重明

がんは、微小環境やがん細胞自身の不均一性によって多様性が形成され、そこで選択された細胞群が転移能・薬剤抵抗性を持つことが多く、治療の問題となっている。講演では免疫系を含めた多面的な解析が治療に重要であると考え、炎症に重要なアダプター分子であるASCに注目した分子機構の解析について紹介する。