新司法試験合格者インタビュー

 2009年の新司法試験でみごと合格された服部有さんに、信州大学法科大学院での3年間について語ってもらいました。


  服部有さん
2005年3月 静岡大学人文学部法学科卒業
2009年3月 信州大学大学院法曹法務研究科
         法曹法務専攻修了
2009年の新司法試験にて合格
現在27歳

 



インタビュアー 成澤孝人 (本学准教授)
成澤 合格おめでとうございます。合格の要因はなんだと思いますか?
     
服部 僕の場合、ロー・スクールの先生方のいうことを素直に信じて努力した結果、合格したというのが、正直な感想です。先生方には、本当にお世話になりました。
     
成澤 服部君が、本当に頑張っていたことは、私たち教員の間でも話題になっていました。きちんと勉強すれば合格できるという実例を教員や後輩に示した意義は本当に大きいですね。
     
服部 そういっていただけると僕も嬉しいです。あと、今回合格した4人のうち3人は、一年生のころから一緒にゼミを組んで勉強してきた仲間です。グループを組んで、お互いに競争しあい、また、ときには励ましあって勉強してきたことが、合格につながったのだと思います。1人で3年間勉強し続けることは、効果的ではないし、辛すぎます(笑)。
     
成澤 「自主勉強会」のことですね。私も随分つき合わされました(笑)。その他にはどうですか。例えば、自習室の利用状況とか。
     
服部 自習室は、院生だけしか入れないオートロックで安心ですし、24時間使えて、冷暖房、パソコン完備です。院生一人一人に机と椅子が与えられます。また、勉強するための基本書や参考書が、手に届くところに備えられていて、とても便利です。僕は運良く今年合格できましたが、合格できなかった場合でも、自習室は引き続き使うことができます。実際、今でも使っています(笑)。
     
成澤 卒業しても合格するまで、施設を使ってよいということですね。教員についてはどうですか。まず、研究者教員について感想を聞かせてください。
     
服部 信大ロー・スクールには、面倒見がよい先生が多くて、勉強する上で本当に助かりました。これは合格したからこそ言えることかもしれませんが、正直なところ、もし、他のロー・スクールだったら合格できなかったのではないかと思っています。小さいローで、しかも先生方が一生懸命だからこそ、先生方との親密な関係の中で指導を受け、実力をつけることができたのではないかと。先生方には本当に感謝しています。
     
成澤 そういってもらえると、教員としては嬉しいですね。実務家の教員についてはどうですか。
     
服部 信大ロー・スクールには、長野県弁護士会から専任や非常勤の先生がいらっしゃっていますが、本当に良い先生ばかりなんですよね。実務家の先生方からは、法曹としての生き方や司法試験受験の体験談までいろいろなことを教えていただきました。また、将来弁護士として仕事をしていくのであれば、現役の弁護士の先生方から直に教えてもらえることは、とても有益なことではないかと思っています。
     
成澤 服部君たちが、信大ローの初めての合格者なのですが、修了生として、また、合格者として信大ローの今後について、どのように考えますか。
     
服部 合格させてもらったので、信大ローには本当に感謝しています。5月に司法試験が終わってから10月末まで、チューターとして後輩と学校で一緒に勉強してきました。後輩たちは頑張ってくれると思いますし、今後も、もっと合格者が出るのではないかと思っています。そういう形で、伝統が作られていくことを期待しています。
     
成澤 最後に、今年の受験生にメッセージをお願いします。
     
服部 大都会の大きなローで勉強するのが向いている人もいるでしょうが、小さいところで先生方の密な指導を受ける方が向いている人もいると思います。僕は、後者であり、信大に来たからこそ合格できました。僕は、信大ローを選んで正解だったと思っています。どこにしようか迷っているのであれば、信大ローをお勧めします。
     
成澤

服部君は、これから司法修習をうけて、実務家としての人生を踏み出すわけですが、どのような法律家を目指していますか 
     
服部 やはり、困っている人の助けになるような仕事をしたいと思っています。
     
成澤 服部君が法廷に立っている姿が、今から目に浮かびます。良き法律家を目指して、是非、頑張ってください。

(2009年11月6日)

以   上