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高橋 学さん(2006年3月修了)


「デンマークの王子」
髙橋 学(2006年3月修了) 西沢公認会計士事務所

かのシュンペーターは言いました。 「(イノベーションのない資本主義など)デンマークの王子の登場しないハムレットのようなものだ」 ( )内は私の解釈によるつけたし・・・ですが、
イノベーションによる「創造的破壊」こそが 資本主義の中核的機能であって、イノベーションという主役抜きに資本主義というストーリーを 紡ぐことはできないといっています。
私は信州大学経営大学院イノベーション・マネジメント専攻課程で 「デンマークの王子」のことを少し詳しく学びました。

20紀末、大学卒業後8年間お世話になったゼネコンを退職して東京を離れ長野市に帰り、現在も務める 地元の会計事務所に入りました。転職後3年を経過した頃「私が担当するお客様に、自分なりの付加価値をつけた サービスで喜んでいただくにはどうすればよいか」という課題に直面し、トライアンドエラーの繰り返しを していました。そんなある日、日本経済新聞で「信州大学工学部キャンパス内に経営大学院開設」の記事を 目にし、迷わず資料請求、その数ヵ月後に第1期生になりました。
講義室内では、出身地も職種も全く別々の同期生があつまり、侃々諤々心底刺激的な議論が展開され、 教官からはテキストに載っていない興味深い事例やトピックスが提供され、みな終業後の疲れや空腹など忘れて 講義に没頭していました。あっという間に1年が過ぎ、気がつけば特定課題研究に取りかからなければならない 時期になっていました。
私は、一年間は特定課題研究に手がつかず、翌年、指導教官の厳しくも温かいご指導と、 仲間との支え合いによって無事修了することができました。

大学院では非常に多くの学びを「インプット」しました。このうち、私にとってもっとも重要で、 なお且つ将来にわたり力になるであろうと思われるものは、「アウトプット」に関する学びです。 与えられた課題について調べた結果を単にレポートとして提出するだけではなく、講義中にプレゼンテーション することは頻繁にありましたし、国内視察や海外視察の報告をプレゼンテーションする機会もありました。 そして、プレゼンテーション全体の構成から資料の作り方、さらには聴講者に理解を深めてもらうための 効果的なプレゼンテーションの技法にも指導をいただきました。また、公開講座で講師の方々が繰り広げる 講演は、その内容はもちろんのこと、プレゼンテーションの手本としても非常に参考となりました。

大学院を修了して3年が経ち、私は今壁にぶつかっています。その壁は「イノベーションの3つの壁」のうち 「技術」と「市場」の分野に関するものです。私が今対峙している「デンマークの王子」は「ハムレット」の 王子ではありません。私は悲劇より喜劇が好きですから、「ハムレット」に負けない良質の喜劇を紡ぎたいと 思っています。

 


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