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清水克俊さん(2011年3月修了)



私が信州大学経営大学院への入学を決めたのは、今から5年前、2006年の秋の事でした。当時の私は、現在の職に就いたばかり、全く違う分野への転職で日々を苦しく過ごしていました。

農学部卒・飲食店勤務がそれまでの私の経歴でしたが、新しく就いた職は信用調査会社の調査員。担当企業の経営者や幹部に面会し、インタビュー内容をレポートにまとめる仕事でした。しかし、当時の私には調査員として必須の知識であるマーケティング・経営戦略などが完全に欠落していました。

「取材に行っても、相手が何を言っているのか解らない」 これは、当時の私が日々思っていた事です。運良く、勤務先の先輩に本大学院に通学している方がおり、僕でもやれますか?と尋ねたところ、「両立は難しいかもしれないけど、門を叩くだけでも、叩いてみれば?」とのアドバイスを受け、受験を決意しました。

門を叩き、初めに言われた事は今でも忘れません。それは、「先ほどから、経営という言葉を使っていますが、その定義は?どのような意味で使われているのですか?」との言葉でした。当然、私はそれに答える事ができませんでした。 当時の私は、自分の使っている言葉の定義を考えた事などありませんでした。当然、自分が自分の言葉を定義できていない事にも気がついていませんでした。面接での出来事でしたので、「あっ、落ちたな」と思った事を覚えています。そんな私でも受け入れてくれる、懐の広さがこの大学院の1つの良さだと、感じています。  

入学後の授業は非常に興味深く、面白いものばかりでした。大学時代には、農家に泊り込みで収穫を手伝う・・・といったフィールドワークの様なものでお茶を濁していて私には、大学院のレベルの高い講義には大きな衝撃を受けました。後に指導教員となっていただく牧田先生の授業では、毎時間、冷や汗と緊張の連続だった事を今でも覚えています。

そして、最大の思い出は特定課題研究です。社会人と学生との二足のわらじを言い訳に、通常の2年を4年にまで延長し、何とか書き上げました。 日々の仕事を言い訳に、遅々として進まない執筆を、時には優しく時には厳しく、叱咤激励してくれた同期の友人たちがいたからこそ、書き上げられたものだと思っています。 この、社会人であり学生である不思議な立場を共有した、友人達との出会いも、この大学院での最大の収穫であると私は思っています。  

私は現在も信用調査会社にて調査業務に携わっております。残念な事に、「今の私には調査員として十分な能力が備わっている」と胸をはって言う事はできません。しかし自分自身が何を知っており、何を知らないのか、ある程度は自覚できていると思っています。また、調査時やレポート作成で悩んだ時には戻る事のできる思考の枠組みを身につける事もできたと、感じています。

最後に、大学院に興味を持った方へ。もし、少しでも興味を持ったのであれば、飛び込む事をオススメします。何故ならば、ここはとても楽しい場所だからです。そして、動けば必ず、何かが起こります。それを味わう為だけにでも、門を叩いてみては如何でしょうか。

 


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