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布持格其(ブトゲチ)さん(2012年3月修了)


恩師 柴田匡平先生(右)と卒業パーティーにて

 経営大学院へ入学したきっかけは二つありました。まず、入社3年間で色々疑問に感じたことを改善したいと望んでも、力量に限界を感じていたことがひとつです。第二には、たまたま信州大学の国際交流会館に住んでいたこともあり、経営大学院を知ったからでした。中国のことわざには「人往高处走,水往低处流」という名言があります。日本語ですと「人間は常に向上心があり、高い地位を目指すが、水の流れはいつも高い所から低い所へ流れる」になります。人間社会のどんな集団にも不特定の競合が存在し、日々無意識に競争しているように思われます。その中で勝ち抜くためには、常に新しいことに挑戦し、経験を重ねることが大切です。
 私の大学院入学も新しいことへのひとつの挑戦でした。  大学時代の勉強不足のせいで、講義に使われる単語や表現に戸惑うことが多くありました。しかし組織論、マーケティング論、戦略論といった最も不得意な講義には、積極的な同級生の素直に向き合う精神に惹かれ、真剣に取り組むようになりました。早朝から深夜までの仕事と勉強の両立は大変で、家庭の諸事情も重なってしまい、特定課題研究論文の進捗にかなりの影響がありましたが、指導教員の厚いご支援のお陰でやり遂げることが出来たと認識しています。
 大学院を通じて最も収穫したものは、先生方及び多くの友人が出来たことで、私の人生にとって大切な糧になると思います。具体的には、多様多彩なセグメントの集合体である同級生たちからの斬新な発想やアイデアに刺激され、不使用であった脳細胞が微妙に蘇っている気がします。いっぽうでは、授業後のアルコール消毒により、脳細胞の消滅が進んだこともあり、全体では脳細胞が著しく増えてはいないと思われます。しかし、人脈やコミュニティのネットワークは確かに広がりました。
 今後の進路については明確な計画や戦略はまだありませんが、まずは現在の業務に関わる国家資格(通関士)を取得するつもりです。また、内モンゴルへお出での予定がありましたら、気軽に相談して頂ければ幸いです。

 


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