実務の最前線を知る教授陣による少人数教育×実務に役立てる実践的カリキュラム

信州大学経営大学院について

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橋本 規之准教授

Noriyuki Hashimoto

学歴
1997年3月 早稲田大学商学部卒業
1999年3月 早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了
2001年3月 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了
2005年3月 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学
2010年3月 同上 修了(博士(経済学),東京大学)
経歴
2005年4月 東京大学ものづくり経営研究センター 特任助手
2008年7月 信州大学イノベーション研究・支援センター 研究員
2009年4月 信州大学大学院経済・社会政策科学研究科 講師
2011年4月 同 准教授
研究分野
産業政策,技術経営,化学産業

研究業績: 信州大学研究者総覧(SOAR)

著書・編著
  • 『通商産業政策史1980-2000 第6巻 基礎産業政策』経済産業調査会,2011年(山崎志郎・金容度との共著).
  • 『グリーンMOT入門』中央経済社,2011年(樋口一清・北澤君義との共編著).
  • 『可能にする、化学を。―JSR50年の歩み』日本経営史研究所,2008年(大東英祐・井原基との共著).
論文
  • 「合成樹脂産業における寡占市場の形成と競争優位―MBS樹脂のケース―」『イノベーション・マネジメント研究(信州大学)』第6号,2011年.
  • 「日本の石油化学工業―産業政策と産業組織の歴史分析―」東京大学大学院経済学研究科 博士学位論文,2010年.
  • 「高度成長期日本の産業政策と設備投資調整―エチレン30万トン基準再考―」『歴史と経済』第206号,2010年.
  • 「塩化ビニル産業における産業政策と技術革新―高度成長期の原料転換と産業組織の変容―」『イノベーション・マネジメント研究(信州大学)』第5号,2009年.
  • 「カネカMBS樹脂―多品種製品展開の組織能力―」藤本隆宏・桑嶋健一編『日本型プロセス産業』有斐閣,2009年(「カネカMBS樹脂の競争力―多品種展開を支える開発と製造の力―」『赤門マネジメント・レビュー』第7巻第8号,2008年,を加筆修正の上再録).
  • 「統合型ものづくりシステムの一般体系化」『一橋ビジネスレビュー』第56巻第2号,2008年(呉在烜・和田剛明との共著).
  • 「『産構法』に基づく設備処理と共同行為―石油化学工業のケース―」『経営史学』第37巻第3号,2002年.
解説
  • 「戦前日本の化学産業におけるビッグ・ビジネスの誕生」『大日本セルロイド株式会社史』
    (シリーズ 社史で見る日本経済史 第57巻)ゆまに書房,2011年.
その他
  • 「石油危機と構造不況への対応」経営史学会編『日本経営史の基礎知識』有斐閣,2004年.
研究費(学外)
  • 独立行政法人日本学術振興会,科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金), 若手研究(B)「日本の化学産業における産業組織の再構築と企業の事業構造の転換に関する研究」(2011年度~2012年度)(研究代表者,個人)
  • 財団法人企業活力研究所,若手研究者支援・育成のための調査研究委託事業「戦後日本の産業技術とビジネス・システムに関する調査研究」(2009年度)(研究代表者,個人)
  • 環境省,環境人材育成のための大学教育プログラム開発業務「グリーンMOT(技術経営)教育プログラムの推進」(2008年度~2010年度)(事業分担者)
学外での活動

経営史学会会員,政治経済学・経済史学会会員,社会経済史学会会員,組織学会会員,東京大学ものづくり経営研究センター特任研究員(2008年度~2012年度),独立行政法人経済産業研究所・通商産業政策史共同執筆者(2006年度~2010年度),財団法人日本経営史研究所・優秀会社史賞第1次選考委員(2010年度,2012年度),國學院大學経済学部兼任講師(2009年度),長野市行政改革推進審議会委員(2013年度~)

講義・演習の運営方針

講義・演習を通じて,一つ一つの事実とその間にある論理関係を疎かにせず,そこから浮かび上がる全体像を把握することの知的快感を体験してもらいたいです。事実・データに基づく論理的な思考=確かな論証能力は,学問に裏付けられたビジネスの能力として,十分に意味があると思います。


メッセージ

ラテン語には,歴史を表す単語が二つあります。historia とmemoriaです。historiaは,ギリシャ語からの借用であり,原義は「探究」です。memoriaは,ラテン語本来の言葉であり,その意味は「記憶」です。
過去の「探究」と「記憶」は,歴史の本質であり,この二つの言葉は,歴史を知り,歴史に学ぶことの意義をよく伝えています。物事の成り立ちを明らかにし,その来歴を忘れないことによって,未来につながる指針は得られるのだと思います。


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