信州大学HOME

english

Menu

お知らせ

お知らせ

花里 一弥さん(M1)・小林 陽太さん(M2)が日本繊維機械学会 第74回年次大会で学術奨励賞を受賞

2021.06.21


5月27・28日にオンライン開催された日本繊維機械学会 第74回年次大会において、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 機械・ロボット学分野 修士課程 1年の花里 一弥さん、ならびに同2年の小林 陽太さん (いずれも若月 薫 研究室) が、日本繊維機械学会賞 学術奨励賞を受賞しました。この賞はすべての研究発表セッションを対象に、2021年3月31日時点で35歳以下の学会員に限り、優秀な口頭発表を行った発表者に授与されるものです。今大会では、55件中4件が選ばれました。
各賞受賞者一覧はこちらからご覧いただけます(学会賞 受賞者)


受賞題目:防炎性能試験機内部の接炎バーナー及び空気流のCFD解析 (花里さん)

発表概要:CFDを用いた試験機内部の接炎バーナー・試験片の燃焼の再現及び試験機内部の空気流の解析を行い、接炎バーナーの揺らぎは、接炎バーナーと着火後の試験片の燃焼に伴う巻き込み空気の衝突が試験機下部に生じたことが主たる要因であることを解明しました。解説はこちら(資料)




受賞題目:感染防止衣と救急隊活動服の重ね着による衣服内気候への影響評価 (小林さん)

発表概要:ポリエステルを混紡した救急隊活動服に感染防止衣を積層させ、かつ空気層を設けた場合の熱損失を調べ、感染防止衣と救急隊活動服を重ね着により形成する空気層の厚さ及び位置が温熱快適性へ与える影響を評価しました。
解説はこちら(資料)




【花里さんのコメント】
この度は、日本繊維機械学会学術奨励賞をいただき、誠に光栄に思います。 本研究は、CFDすなわち数値流体力学を扱っています。数値流体力学の強みは,我々の目にはとらえづらい流体の挙動を計算によって可視化できること及び解析条件を自由に変更できることだと考えています。同時にそれらは数値流体力学の面白い点であるとも思っています。私は、本研究がまさにその面白さを体現しているのではないかと感じています。今回の受賞を励みに次世代の燃焼試験方法の開発に邁進していきたいと思います。

【小林さんのコメント】
この度、日本繊維機械学会年次大会において、学術奨励賞に選出していただいたことを非常に嬉しく、また光栄に思います。私達が2020年に実施した救急隊員を対象としたアンケート調査の結果で,多くの救急隊員の方々は現在の救急服・感染防止衣の温熱快適性に対して不満を持たれていることがわかりました。 今回、私はその理由を探るため、防護服の重ね着により形成される空気層が温熱快適性に与える影響について定量的な評価を実施しました。今後は、救急隊員の衣服着用の実態をより詳細に解析し、実際の着用環境を意識した研究を進めていきたいと考えます。


※本研究に関するお問い合わせ・共同研究等は 機械・ロボット学科若月 薫 准教授(kaoruw@shinshu-u.ac.jp)へお願い致します。

  • 大学院の教育
  • 教員一覧
  • 特色ある取り組み
  • 企業・一般の方へ
  • 在学生の方へ
  • 保護者・卒業生の方へ