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機械・ロボット学科 山口 昌樹 教授ら、大腸がんマーカーとなる炎症性サイトカインを同定

2019.03.28


機械・ロボット学科 バイオエンジニアリングコースの山口 昌樹 教授は、本学医学部 包括的がん治療学教室の小泉 知展 教授らと共同で、大腸がんの存在や進行度に応じて濃度の変化が大きいサイトカイン (生体防御反応など、細胞間情報伝達を担うタンパク質の総称) の同定に成功しました。本研究成果をまとめた論文 "Plasma cytokine levels and the presence of colorectal cancer" は3月18日にPLoS One誌で公開され、3月28日付の日本経済新聞でも "大腸がん示す物質 確認" という見出しで紹介されました。

がん研究の最前線では、がんの早期発見につながる、苦痛が少なく安価な診断ツールの開発、及び、がん治療をより効率よく適切な患者に届けるための探索的研究が、精力的に進められています。その一つとして、バイオマーカーの種類・量・変化から病気の存在を診断する補助技術の開発に、山口教授らは取り組んできました。300種類以上が発見されているサイトカインは様々な疾患の発症や進行に関与しており、バイオマーカーとしての可能性が期待されています。がんの診断では1つのマーカーで評価することが多いのですが、同研究グループはこれまでにも唾液を検体として、肺がんの存在と関連するサイトカインの組み合わせを報告してきました。今回、大腸がんの患者の血液中で、IL-9,Eotaxin、G-CSF、TNF-αといった炎症性サイトカインの濃度が、大腸がんの存在や進行度に応じて変化することを見い出しました。複数のマーカーの値を少量の検体から評価することにより、分析の精度が向上するものと期待されます。山口教授は「臨床応用に向けては、他の患者集団でも再現性を確認し、製薬会社などの協力を取りつけたい」と話しています。

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