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総合研究棟2F「疾走するファイバー展」リニューアル完成、開設式を挙行

2018.07.17

信州大学繊維学部キャンパスにおいて、7月11日 (水) 午後2時から「疾走するファイバー展」の開設式が挙行されました。ファイバーイノベーション・インキュベーター (Fii) 施設エントランスにおける式典では、濱田州博信州大学長より挨拶、鞠谷雄士繊維学会監事および上田英志化学繊維協会副会長からの祝辞、下坂誠繊維学部長から謝辞が述べられた後、場所を総合研究棟2階の展示室前に移してテープカット、展示室内覧会が実施されました。この展示は2010年に日本科学未来館の巡回展を譲り受けたのを機に、これまでキャンパス内に常設されていたもので、繊維に関する貴重な資料を展示してきました。この度、繊維学会、日本化学繊維協会と合同で、繊維科学および繊維産業の未来を見据えた展示室の開設を企画し、リニューアルが完成しました。

新装された約85平方メートルの展示室では、循環型社会、ナノテクノロジー、バイオミミクリー、機能快適性、極限環境、スマートテキスタイルの6つのカテゴリーに分けてコーナーが配置され、従来の展示物、約40点に加え、国内の代表的な繊維関係企業から新しく提供された約30点の資料、さらに多数のパネルの展示によって、現在・未来の繊維の展望が理解できる仕組みになっています。この装いを新たにした「疾走するファイバー展」、ならびに階下に常設されている繊維学部の研究成果を展示した TEXPO (Textile Exposition) は、繊維の可能性と未来を感じられるスペースとなっています。

写真左：テープカット。左から下坂 繊維学部長、鞠谷 繊維学会監事、濱田 信州大学長、上田 化学繊維協会副会長、梶原 コーディネーター。
写真右：展示室を背景に式典出席者・スタッフ全員で記念撮影。写真をクリックすると拡大して見ることができます。