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金 翼水 准教授ら 木曽町と王滝村にナノファイバー使用の最新マスク寄贈

2014.11.25

信州大学と (株) ナノアは、共同開発した超極細繊維ナノファイバー使用マスクを、御嶽山噴火で降灰被害に遭った木曽郡木曽町と王滝村に寄贈することになり、11月18日、開発に携わった信大国際ファイバー工学研究所の金翼水・准教授とナノアの高橋徹社長が両町村役場を訪れ、サンプルを贈って機能を説明しました。11月末までに、両町村にそれぞれ1500枚ずつ送る予定です。
木曽町役場では、外戸賢二・総務課長ら職員10人ほどが出迎えてくれました。金准教授は「目には見えない細さのナノファイバーの力で、火山灰もほぼ100%カットできる」と、新マスクの優れた防塵性を説明。「再び灰が降った時などに、子供たちの健康被害を防ぐために使っていただけたらありがたい」などと述べました。新マスクは、強い防塵性の一方、空気は十分通し、着けても、息苦しさを少しも感じず、声もよく通るのが大きな特徴。試着した外戸課長らは「軽くて、着けても全く違和感がない。話をするのにも何ら困らない」と、一様に驚いた様子で、「信大のご好意は本当にありがたい。有効に使わせていただきます」と、話していました。
王滝村役場では、栗空敏之・総務課長ら2人の課長が応対。2人とも新マスクの高性能にびっくりしていました。栗空課長は「子供が減って、村の小中学生は全部で50人しかいない。子供たちが元気で暮らせることが私たちの最大の願いで、このマスクがあれば子供たちは灰が舞うようなことがあっても、外で自由に遊び回れる」と喜んでいました。金准教授は「信大は長野県にある大学として、いつでも地域の皆さんのお役に立ちたいと願っています」と強調していました。

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木曽町役場で、職員の皆さんにマスクを試着してもらい、談笑する金准教授 (左)

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王滝村役場で、マスクのサンプルを手渡す金准教授 (右)

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