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教員一覧

高分子化学と高分子工学の融合を常に意識しています

吉田 裕安材
教員氏名
吉田 裕安材
職名
助教
所属
化学・材料学科 ファイバー材料工学コース
研究分野

高分子化学・材料・工学、生体材料、組織工学

研究課題

生体高分子、刺激応答性高分子、ハイドロゲル、不織布、超撥水性材料、エレクトロスピニング等

出身校
大阪大学
SOAR
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研究室
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一言コメント

モノづくりには、アイデア力・化学力・工学力が必要です。これらをバランスよく活用することで、未知なる材料の開発につながると信じています。

研究紹介

天然由来化合物を最大限に活かした安全・安心な材料開発と医療・環境応用

医療 (や環境) に利用可能な材料には、まず安全・安心が求められます。しかしながら、現在医療現場で使われている材料の多くは石油由来化合物であり、天然由来・生体関連化合物を用いた真に安全・安心な材料の開発が求められています。当研究室では、安全性が高い天然由来化合物に、"化学的に" 非常に単純な化学処理を施し、"工学的に" 化合物を適切に加工することで、従来にない物性を示す材料を構築し、医療ならびに環境分野で利用可能な高機能材料を創製することに尽力しています。

 

   
【100%アミノ酸から作られた超撥水性の不織布】ハスの葉の表面で水滴が丸くなるのは古くから知られている。これを人工的に再現すべく、フッ素化合物が多用されてきたが、実際に自然界はそのようなモノを用いない。   【冷やすと溶ける固体材料】一般的に物質は加熱するか溶媒を加えると溶ける。しかし、写真の固体は冷やすと溶ける。加工方法次第で、糸や粒子等も作製可能。   【細胞とタンパク質のみで作った細胞組織】直径が20〜50ミクロンの細胞を適切に並べることで、ディスク状・布状・筒状の三次元組織を構築。再生医療に期待!

 

≪研究から広がる未来≫


現在治療困難な疾患のための医療器具、現在対処法の無い環境問題への材料が開発できれば、現在人類が抱える問題の解決に貢献できると考えています。また一方で、従来にない材料の発見 (開発) は、その先にある用途の発見 (拡大) にも繫がることから、積極的に未知の材料を設計・開発していくことも人類社会の発展に欠かせないと考えています。

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