学部長挨拶
濱田 州博
"繊維"、皆様は何を思い浮かべますか。衣・食・住の衣を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、近年我々の周りで多く使用されている炭素繊維や浄水器のフィルターなど、多くのものが"繊維"の技術を背景に作られています。最近では、建築材料、電子材料、機械材料など、多くの産業資材にその用途が拡大され、要素技術の一つと認められています。
信州大学繊維学部は、2010年に、前進の上田蚕糸専門学校創立(1910年)から100周年の節目を迎えましたが、この間、最先端科学技術の導入を持続的に図り、旧来の"繊維工学"から新時代の"ファイバー工学"への展開を図ってきました。その取組が評価され、21世紀COEプログラム「先進ファイバー工学教育研究拠点」に引き続き、グローバルCOEプログラム「国際ファイバー工学教育研究拠点」を実施し、ファイバー工学の国際的教育研究拠点として認知されてきております。
また、2012年に、現在の3系体制を4系体制(繊維・感性工学系、機械・ロボット学系、化学・材料系、応用生物学系)に移行し、さらに充実した教育研究体制の構築を行います。新たな教育プログラムのもと、国際性を有し、広い視野と高い能力を持つ技術者、高度専門職業人、研究者の養成を目指しています。
さらに、企業と連携して研究開発を行う場として、ファイバーイノベーション・インキュベーター(Fii)施設の運用を開始し、学生の産業界との接点を学部内でも実現することで、産学官連携による教育研究にも積極的に取り組んでおります。
信州大学繊維学部では、基礎科学技術を十分に習得した上で、その応用科学技術について学び、さらに"ファイバー工学"を基盤にした最先端科学技術を学ぶことができます。
基盤から最先端までの教育研究、産学官連携や国際連携をはじめとした多様な連携を通して、新時代の"ファイバー工学"をさらに進化させるべく活動を活性化していきたいと思います。豊かな自然に抱かれた蚕都上田で新たな歴史を共に刻む皆様をお待ちしております。




















