内部監査員学生授与式

---

信州大学は環境マインドを持つ人材の育成を教育方針に掲げ、その一環としてISO内部監査への学生の参加を推進しています。環境先進圏であるヨーロッパでは、いくつかの大学が環境分野における基本理念と実践力を持った学生を育成し、実社会で活躍できる人材を輩出しています。日本国内においても企業の環境配慮意識は年々高まる傾向にあり、環境保全資格者を一定の割合で採用したり、環境配慮活動経験者を「実務経験者」として希求する状況が見受けられます。

繊維学部ではこのような近年の状況を鑑み、内部監査員資格を取得して実際に内部監査に関わった学生を何らかの形で証明することが必要と考え、今年度より学生内部監査員に対し認定証を発行することにしました。

2011年2月8日に第1回授与式が行われ、濱田州博学部長から13名の学生内部監査員に認定証が手渡されました。その後、学部長、内部監査委員長・副委員長との懇談を通じて、内部監査の感想や繊維学部EMS活動全般に対する考えについて意見交換を行いました。最後に記念撮影を行い、有意義な時間を持つことができました。

意見交換会では、普段知りえない学生内部監査員の思いを知ることができ、また今後の繊維学部EMS活動の参考になる意見も多数ありました。環境マインドを備えた人材として、内部監査参加の経験を社会においても是非役立てて頂きたいと期待しています。

現在、繊維学部には内部監査資格を有する学生が100名以上います。内部監査に自ら関わることは、環境マインドの修得のみでなく、自分たちの修学や研究環境を考えたり改善できる良い機会です。今後も是非多くの学生の皆さんに資格を取得していただき、内部監査に参加頂きたいと思います。