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化学・材料学科の宇佐美 久尚 教授ら、持続可能で環境に優しい新素材を企業と共同開発

2021.01.21


宇佐美 久尚 教授 (化学・材料学科) が衣料素材ベンチャー企業「hap (ハップ)」(本社 東京都中央区、代表取締役社長 鈴木 素) と共同開発している新素材について、12月30日付の朝日新聞 第1面で紹介されました。この新素材とは、化学薬品や水・電力の使用を極力抑えながら、古着や布切れ、オーガニックコットンなどを原料にしたサスティナブル (持続可能) な繊維に、抗菌や消臭、撥水などの機能を付加した独自の生地のことです。有機材料化学が専門の宇佐美教授は「紫外線を使って汚れを分解する光触媒をサスティナブル繊維へ付加できれば、洗濯回数を減らせ、長持ちする衣服が作れる」と言い、新素材への応用を試みています。大量のエネルギーを使った大量生産・大量廃棄という従来の繊維・アパレル業界のビジネルモデルは行き詰まりを見せています。SDGs (Sustainable Development Goals; 持続可能な開発目標) に繋がる取り組みにもなることから、"環境負荷の少ない製品" を目指した開発競争が世界的潮流として繰り広げられているのです。


光触媒コーティング布が紫外線照射で色素を分解

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