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兼田 紋任さん (M2) が生物発光化学発光研究会において優秀ポスター賞を受賞

2017.10.27


大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 化学・材料分野2年の兼田 紋任さん (本吉谷 二郎 研究室) が、10月21日に東邦大学で開催された生物発光化学発光研究会 第33回学術講演会において "優秀ポスター賞" を受賞しました。ポスター発表25件中2件が本賞を受賞し、さらに兼田さんの演題は企業が選定する "ルミカ賞" も同時に受賞しました。兼田さんの受賞演題名は「過シュウ酸エステル化学発光におけるアゾ色素を用いたCRET消光による発光制御」です。


研究概要 : 過シュウ酸エステル化学発光は最も効率がよい化学発光反応であるため、イベントなどの発光体として頻繁に利用されています。本研究では特定物質の検出・定量などの化学発光の利用法拡張を目指し、過シュウ酸エステル化学発光系における蛍光剤とアゾ色素との相互作用による発光制御について検討しました。その結果、蛍光剤の蛍光スペクトルとアゾ色素の吸収スペクトルとの重なり方によるFRET (Foerster resonance energy transfer) 消光と過シュウ酸エステル化学発光におけるCRET (Chemiluminescence resonance energy transfer) 消光との相関を明らかにしました。この消光効果を利用すれば化学発光制御が可能となるため、超分子相互作用により吸収波長を変化できるアゾ色素を利用することによって金属イオン等の検出・定量への応用が期待できます。

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