物理学コースについて

物理学コースについて
物理の知識を持っているだけの人ではなく、
知識に基づいて自由な発想と豊かな想像力を発揮できる人材の育成を目標としています。

コース概要

コース長挨拶

極微の素粒子から極大の宇宙までありとあらゆる自然現象は物理学の法則に基づいて動いています。物理が分かれば他の全てがすぐに分かるとまではいかず、化学・生物学などそれぞれの対象に応じた学問が必要となりますが、それらの学問を基礎から支えているのは物理学です。物理学では、対象をよく観察して、より基礎的な部分に分解し、その中に存在する法則性を見出し、または既に知っている法則をそれらに適用し、再び組み合わせて全体を見る、といった手続きを踏んで対象を調べていきます。この考え方(物理的考え方)は物理学という学問内の問題に留まらず、社会生活の中に現れる様々な問題に対しても有効性を発揮できるものです。
物理学コースは13名の教員と約150名の学生から成り立っています。各教員はそれぞれの専門の最先端研究を行い、その経験を背景にして学生に物理的考え方を伝える教育を目指しています。物理的考え方を身に付けた卒業生が社会で活躍することを願っています。

物理学コースの理念

物理学コースの理念

木から落ちるリンゴを見て発見されたとされる万有引力の法則、星の観測データをつぶさに解析して見つかったケプラーの法則など、私達の身のまわりで起こっている様々な自然現象の中に潜む原理や法則を明らかにすることで自然を理解することが、物理学という学問です。物理学は、素粒子のような極微なもので観測される現象や、広大な宇宙で観測される現象、人工物や自然に存在する物で見られる現象などあらゆる自然現象を対象としており、自然科学の基礎となる学問です。
信州大学物理学コースでは、物理学に関する知識を所有するだけではなく、知識に基づいて自由な発想と豊かな創造力を発揮できる人材の育成を目標としています。物理学で培われた問題解決能力は物理という専門分野に限らず、実社会の様々な問題に対しても威力を発揮します。

物理的な思考プロセスとは

物理的な思考プロセスとは

物理学コースの学生は、実験・講義・演習を通して物理学に関する知識を学ぶと共に、
(1)「自然現象・問題の観察」
(2)「知識に基づく仮説・模型の立案」
(3)「仮説・模型の検証」
(4)「仮説・模型を用いた他の現象・問題の分析」
という一連のプロセスを通じて問題解決能力を養います。

学ぶ内容

学ぶ内容

物理学にとって最も重要な5教科(力学、熱力学、統計力学、電磁気学、量子力学)を必須科目として重点的に学びます。それらの知識を踏まえて、より幅広い物理学の分野(相対論、素粒子論、固体物性論、光学など)を学んでいきます。
さらに、実験授業の時間も多くし、座学による知識だけでなく、現代社会において必要となる実践的な能力を兼ね備え、様々な分野で柔軟な創造力を発揮できる人材の育成を目指しています。

研究内容

研究内容

物理学コースでは、従来の理論・実験というような枠組みを離れて、すべての自然科学や科学技術の基礎である物理学を幅広い視野に立って習得し、研究に活かしています。
研究分野は素粒子物理学、宇宙線物理学、物性物理学など多岐にわたっています。特に世界各国との共同研究を活発に行っており、人類未踏の研究成果を世界に発信しています。