数理科学への誘い

信州大学の先生たちから数学の魅力または、
数理科学への道にすすむきっかけをお聞きしました。

沼田 泰英

印象に残っている定理や理論などを教えてください

`$n$を$3$以上の整数とすると,$x^n + y^n = z^n$を満たす正の整数の組$(x,y,z)$は存在しない.'という,フェルマー・ワイルズの定理 (フェルマー予想)と呼ばれる定理があります.この定理は一見初等的に見えますが, およそ360年もの間, 証明も反例も与えられず,最終的にはワイルズによって証明されました.証明が与えられた当時, 新聞の記事にもなりました.数学の定理を証明したという事がニュースになるのかと驚いた記憶があります.

数理の道に進むきっかけは?

何か明確なきっかけがあって進路を決めたわけではありませんが,考えることは好きでした.数学の問題は試行錯誤しながら考えることができるので,性に合っていたのだと思います.

どのような性質をもった定理や理論に、数学的な「美」を感じますか?

一般的な意味での「美」を数学に対して感じることはありません.

数学科 代数学分野 沼田 泰英 Link

理学部クエスト 個数から眺める数学
職名 准教授
略歴 2002 年北海道大学理学部数学科卒業
2004 年北海道大学大学院理学研究科修士課程修了
2007 年北海道大学大学院理学研究科博士課程修了(博士(理学))
2007 年北海道大学研究員
2008 年稚内北星学園大学講師
2009 年東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員
2012 年信州大学理学部講師
ホームページ http://math.shinshu-u.ac.jp/~nu/