数理科学への誘い

信州大学の先生たちから数学の魅力または、
数理科学への道にすすむきっかけをお聞きしました。

花木 章秀

印象に残っている定理や理論などを教えてください

4年生のセミナーで学んだ有限群の表現とその指標理論に強い影響を受けました。表現(たくさんの行列からなるものと思ってください)をその最小構成因子である既約表現に分解することは困難ですが、それが指標と呼ばれるものを用いると簡単に計算できてしまいます。これは更に一般的な形で現在の研究にそのまま続いています。

数理の道に進むきっかけは?

小学生ぐらいの時から算数、数学は好きで、学校で教えてもらうこと以外にも色々と興味をもち、考えていました。大学生のときは漠然と数学が仕事になるならいいなあと思っていました。自分で限界を感じたらやめればいいと思って大学院に入り、何とか今日までやってきました。

どのような性質をもった定理や理論に、数学的な「美」を感じますか?

主張が簡単で分かりやすいものに「美」を感じます。フェルマーの最終定理などはその最たるものです。初等整数論にはその類の未解決問題も多くあるので、やってみたいのですが、残念ながら難しくて手も足も出ません。

数学科 代数学分野 花木 章秀 Link

理学部クエスト 有限の数学
職名 教授
略歴 1988 年千葉大学理学部卒業
1990 年千葉大学理学研究科修了
1994 年千葉大学自然科学研究科修了(博士(理学))
1994 年山梨大学工学部助手
1998 年信州大学理学部講師
2000 年信州大学理学部助教授
2007 年信州大学理学部准教授
2009 年信州大学理学部教授
ホームページ http://math.shinshu-u.ac.jp/~hanaki