大学院工学系研究科は、理学部(松本市・松本キャンパス)、工学部(長野市・長野(工学)キャンパス)および繊維学部(上田市・上田キャンパス)の3学部を基礎として、修士課程(2年)を設置しています。
松本キャンパスでは信州の豊かな自然、歴史と伝統の中で、調和のとれた自然観を育み、基礎的な研究を通して、豊かな学識と社会の複雑多様な変化にも対応できる能力を身につけた人材の育成を目指しています。
工学系研究科は、平成24年度に理工学系研究科に研究科の名称変更を予定しております。
入試日程等につきましてはこちらにてご確認下さい。

工学系研究科は、質の高い教育研究を展開し、独創的な学術研究を推進するとともに、創造性豊かな優れた研究・開発能力を持つ研究者、高度な専門的知識・能力を持つ高度専門職業人及び知識基盤社会を多様に支える高度で知的な素養のある人材を養成し、もって科学技術の進歩と地域社会、国際社会に貢献することを目的とする。
工学系研究科では、本研究科の目的の下に、
1. 科学・技術の基礎的あるいは応用的研究に積極的に取り組む人
2. 世界をリードする科学・技術を担う研究者あるいは高度専門職業人を目指す人
3. 大学等において能動的に学び、一般教養及び専門分野の基礎学力を身に付けている人
を求めています。
教育上の目的に応じ学生が修得すべき知識・能力について紹介します。
| 専攻名 | 講座 | 内容 |
|---|---|---|
| 数理・自然情報科学 | 数理構造 | 環と加群の構造・ホモロジー代数的理論、有限群の表現論、代数的組合せ論(アソシエーションスキーム、符号理論)、可換環論 |
| 空間構造 | 代数的位相幾何学、微分位相幾何学、変換群論(リー群論及び微分形式の幾何学的研究)、低次元トポロジー | |
| 数理解析 | 超球上の多変数関数論、関数空間上の作用素論、確率論及び確率過程論、偏微分方程式論及びこれに関連する数理物理学 | |
| 自然情報学 | 非平衡統計力学、確率論、力学系、曲線と曲面のダイナミクス、非線形可積分系 |
| 専攻名 | 講座 | 分野 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 物質基礎科学 | 物性物理学 | 物性理論 | 量子力学や統計力学に基づいた、物質の磁性や相転移など の理論的研究 |
| 物性実験 (磁性) |
磁性を中心とした物性の実験的研究 | ||
| 物性実験 (光物性) |
フォトニック・バンド等量子エレクトロニクスを中心とした光物性の実験的研究 | ||
| 素粒子・宇宙物理学 | 素粒子物理学 |
場の量子論、素粒子論の理論的研究 | |
| 宇宙線実験 | 宇宙線の地上連続観測及び人工衛星による直接測定に基づく惑星間空間及び太陽磁気圏の研究 | ||
| 高エネルギー実験 | 高エネルギー粒子加速器による新粒子の探索と素粒子相互作用の実験的研究 | ||
| 構造・計測化学 | 分析化学 | 新機能界面の創成と化学分析法への展開:機能性電極、レーザー光電気化学測定などによる微量成分分析法と生体機能物質測定法の開発・応用及び界面反応の基礎研究 | |
| 無機化学 | 無機化学核磁気共鳴、核四極子共鳴による分子運動と化学結合に関する研究、同位体の分離・濃縮・利用についての基礎研究、中性子捕捉療法用腫瘍集生ホウ素化合物の研究 | ||
| 反応・物性化学 | 有機化学 | 新規芳香族化合物、安定有機イオン種及び有機酸化還元系の合成と機能性に関する研究 | |
| 物理化学 | 分子集合体の構造と性質、二分子膜・超分子・ゲル物性、微小系の相転移と機能、低次元溶液のX線構造解析、吸着、触媒・半導体コロイドの光・磁気物性及びそれらの強磁場化学の研究 |
| 専攻名 | 講座 | 内容 |
|---|---|---|
| 地球生物圏科学 | 地層科学 | 地球環境と生物相の数億年オーダーから、数千年オーダーにわたる変遷過程を、化石群集、地層の層序・構造等に記録された情報から復元する研究、及び現在の地殻変動に関する研究 |
| 地球物質科学 | 地球構成物質における物質移動の様態と平衡関係を、マグマ・岩体、造岩鉱物、原子の単位で明らかにする研究、及び地殻の成因やそれらの形成条件に関する研究 | |
| 地球システム解析 | 降水・侵食堆積・地史・陸水・雪氷・温泉・古気候変動などの個別事象および環境計測法について物質循環の視点から研究。山岳地域をフィールドにした研究が多いのも特徴 | |
| 生態システム解析 | 湖沼・河川・湿原・流域での人間活動を含む生態系を生物過程の物質循環の視点から研究。流入負荷に対する微生物群集の応答解折、生態系における毒性物質の挙動、有害化学物質汚染・温暖化など人為的環境改変が水域生態系に及ぼす影響の評価、生態システムの視点からの環境保全に関する研究 | |
| 生体生物学 | DNA・アイソザイム・染色体を用いた魚類の種分化に関する研究、下等脊椎動物を用いた初期発生過程における性分化機構及び形態形成の研究。下等真核生物における遺伝子の組換え機構の遺伝学的・分子生物学的研究、高等植物の2次代謝系発現に関する生理学的・分子生物学的研究 | |
| 進化生物学 | 陸上植物・昆虫等の小動物の環境適応、生活史進化、種間関係、群集構造、進化生態、種分化、系統進化と形態形成、植物と昆虫の共進化に関する進化生物学的研究、樹木の群集動態、及び、これらに関連した生物・環境保全の基礎研究や環境科学的研究 |
山岳科学総合研究所山地水域環境保全学部門(http://www.water.shinshu-u.ac.jp)でも研究指導を受けることができます。
入試情報についてはこちらでご確認ください。
工学系研究科入試概要