アオコの声を聞く

諏訪湖のアオコ発生様子:
アオコを形成する藍藻細胞には無数なガス胞が存在して、湖水の表層に浮いていることが多い。大きな湖沼では沖帯の低い密度の藍藻細胞が微風に運ばれて沿岸帯に集積して高濃度のアオコになる機構が存在する。
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諏訪湖の釜口水門からのアオコの流下:
諏訪湖の植物プランクと夏期の発生したアオコの約半分は、釜口水門からの天竜川に流下する。
諏訪湖から流下する藻類は、天竜川の造網性水生昆虫の餌資源になることが知られている。諏訪湖は表層流下水中は溶存酸素が高いことも水生昆虫の高密度に貢献する。
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アオコを形成する藍藻Microcystisの顕微鏡写真:
富栄養化した湖沼で夏季に優占する植物プランクトンで、不快な臭いや有毒な物質を生産することも報告される。また、無毒なアオコでも死滅する際に水中の酸素を消費することで魚介類の生存を脅かすことも知られている。
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物質循環学コース 生態システム解析分野 朴 虎東 Link

理学部クエスト 生き物は如何して毒を作るのか?
職名 教授
略歴 1994 - 1999 , 信州大学 理学部 助手
1999 - 2004 , 信州大学 理学部 助教授
ホームページ http://science.shinshu-u.ac.jp/%7Epark/top.htm