盆地の声を聞く

今ではどこにでもあるような山間の盆地であるが、16万年前から3万年前までは水を湛えた湖であった。湖底の名残を示す平らな地形がみられ、その下には湖を特徴づける粘土質堆積物が残されている。その堆積物は13万年間の植生変遷や気候変動を記録している。
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表面の風化した部分を除いた古高野湖の堆積物、緑灰色の層は湖でゆっくりと堆積した粘土質堆積物。中央の灰青色の層は御岳火山が9.7万年前に噴火した時の火山灰(On-Pm1テフラ)であり、下部の灰褐色の層は9.9万年前に立山火山の噴火で飛来した軽石の層(Tt-Dテフラ)である。
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