多様性生物学分野

多様性生物学分野
(1) 局所植物多様性の計測(シダ植物などの種密度)
(2) 多種共存・多個体共存のメカニズムを解明
(3) 種・個体群・群集の内的特性を探る(地衣類の共生)
(4) 共存域のスケールに応じた外的要因の推定(分布解像度)
(5) 個体のサイズと形状の計測(おおきな体か複雑な体か)
(6) 生存域(分布)の広さと形状の計測(変遷速度)
(7) 異なる生物レベルでの比較(遺伝子・タンパク・細胞・組織・器官)
(8) 多種・多個体・多細胞共存様式
(9) 共存の必然性と偶然性(共生か競争か)

(1) 中部地域のシダ植物種密度

100mx100mx100mの空間におけるシダ植物の種密度は1-40種と大きくちがいます。人間の生活範囲では少なく、古い岩場がちな林縁には30種以上が確認できます。安定性・水移動・多彩な光が多くの局所シダ植物多様性を支えているようです。ある種だけが卓越しない環境が共存を支えるようです。ヒトも生物の一種です。

(2) リョウメンシダとイワガネゼンマイ

湿った斜面やスギ林床にリョウメンシダは多いです。冬の寒さには弱いのですが雪の下では緑葉を保ち早春から光合成します。北海道北東部を除くと驚くべき広域に分布しています。イワガネゼンマイも似た生育場所をもちますが、暖温帯では常緑で冷温帯では夏緑となります。植物季節型を変えることで広域分布しているようです。

(3) フクジュソウ

ほかの植物が成長する直前の早春に花を咲かせます。植物季節のずれ。

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佐藤 利幸
佐藤 利幸 Link 教授
植物形態や繁殖様式分化がいかに進化や共存を導くか あこがれ(興味)に順位をつけること。4つ以上の外国語にふれること。ふるさとについて詳しいこと。