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医学部附属病院臨床検査部病理検査室の百瀬正信さんが、第4回サクラ病理技術賞を受賞されました。このサクラ病理技術賞は、病理標本作製に関わる諸技術の開発・改良など病理技術の進歩に貢献した技師に与えられる賞です。
今回、受賞対象となった直接の研究は「病理組織検査法における技術改良　―病理組織学的解析のための加温希釈過酸化水素を用いたメラニン漂白法の再評価―」ですが、受賞理由には百瀬さんのこれまで行ってきた日常検査における標本作製法や免疫組織化学的染色法に関連する方法論の提示や、病理研究者への研究論文の作成に質の高い技術を提供してきた業績も含まれているものと思われます。なお、今回、受賞の対象となった研究内容は、今後悪性黒色腫の病理診断やメラニン産生細胞の免疫組織化学的研究に多大な貢献が期待されるものです。（授賞式は去る6月1-3日に千葉県幕張メッセで行われた第53回日本臨床細胞学会総会の式典で行われました。）