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信大発BVアネロファーマサイエンスAPS社が製薬会社エーザイと研究開発提携

2010年10月01日 [研究]

医学系研究科 加齢適応医科学系専攻 分子腫瘍学分野 谷口教授らの30年以上にわたる「非病原性で嫌気性のビフィズス菌を用いた固形がんの低酸素微小環境を標的とするがん治療研究」(http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1349-7006.2010.01628.x/abstract)を基に、信大発製薬ベンチャーとして2004年にAPSが起業されました。
この度、APSはエーザイ社と①米国にて臨床第Ⅰ相試験が予定されているAPS開発の新規抗がん剤「APS001」についての優先評価権および優先交渉権に関わる契約、②ビフィズス菌を用いたデリバリー技術を活用した新規抗がん製剤候補の探索に係る契約を致しました。(http://www.eisai.co.jp/news/news201050.html)
本契約の目的は、ビフィズス菌の特性を活かした技術を確立し、低分子化合物や抗体医薬に続く新しい治療法について研究することで、がん患者の皆様とそのご家族に新たな治療手段を提供することです。固形がんの低酸素微小環境は放射線等による治療抵抗性をもたらし、また癌細胞の悪性化の温床として困ったものと見なされていますが、その性質を逆に特異的標的とし、また菌を薬の運び屋として利用するというユニーク(多分に非常識)な発想が注目され始めたようです。この菌は安全に全身投与できるのですが、その理由解明は感染免疫学的にも興味深い研究テーマとなると思われます。

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