お知らせ

医師国家試験の今後の方向性(医道審議会部会報告書より)

令和2年11月12日付けで公表された,医道審議会医師分科会医師国家試験改善検討部会の報告書の要点をまとめました。

◎医師国家試験の出題基準について:可能な限り臨床実習における経験を評価する内容に絞るよう見直しを行う。

(一般問題は今後さらに減りそうです)

◎英語能力について:臨床研修医が実際の医療現場において上級医をはじめとした医療従事者間でのコミュニケーションをとる際や、外国人患者への診察を行う際に必要な基礎的な英語の能力を中心に問う。

(英文紹介状,診療録,医療英会話などが出題対象になると考えられます)

◎計算問題について:結果を得るために必要な知識や結果の解釈、臨床判断への活用などを問うような問題とする。

(例えば血清浸透圧を計算するだけでなく,計算値をもって尿崩症か否かを判断させると言った問題が考えられます)

◎コンピュータ制の導入:可能な限り早期の導入が望ましい。

◎医師国家試験は再度、原則非公開とすることが妥当。

(今後,非公開になる可能性が高そうです)

◎Post-CC OSCE の国家試験化はまだ難しそうです。

医師国家試験改善検討部会報告書について(厚生労働省Webサイトより)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000079679_00001.html?fbclid=IwAR3Ph76r3XDm1YrT05oVLx0WBNKZVyOL8zSY-vnph3N9yK8gHBs893_N1zg

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