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医学部が臨床実習拡大について会見

医学部 福嶋義光 学部長

医学部 福嶋義光 学部長

医学部・医学教育センター長 多田剛 教授

医学部・医学教育センター長 多田剛 教授

医学部ではこのたび、国際グローバル化に対応した医学教育を行うことを目的とし、診療参加型臨床実習の更なる充実を図るカリキュラム改革「150通りの選択肢からなる参加型臨床実習」を立案し、文部科学省の公募による「基礎・臨床を両輪とした医学教育改革によるグローバルな医師養成」事業に選定されました。

これは、欧米の標準的な期間と比較しても少ない現在の51週間の実習期間を72週間に拡大し、また県内30箇所の病院と連携、医療チームの一員として参加型の臨床実習を進め、世界標準の確かな知識と技術、態度を身につけた臨床医の育成を目的としています。

本取組みは、現在5年生前期から始まる実習を4年生後期からの開始に前倒しすることで十分な期間を確保するもので、現在の2年生が4年生になる2014年からのカリキュラム導入となります。県下の病院に協力をいただき、6ヶ月6コース、150通りの選択肢が用意され、1学年約120名の学生全てが自ら選択し、1診療科1人ずつ臨床実習を行います。

このプログラムにより、今までの「見ているだけの臨床実習」ではなく、医療チームの一員として実際に患者の診察・治療に携わることで、より高度な臨床実習が実現できるだけでなく、地域に密着した実習を行うことで、将来的に地域医療に従事する(県内に留まる)医師の増加も期待されます。

また、受け入れ先の病院の負担軽減のために、本学の医学教育センター職員が各協力病院に出張し、学生の教育についての助言やサポートを行います。このような大学病院と県内の各協力病院の連携協力により、長野県で世界標準の臨床教育の環境整備を進め、グローバルな医師養成に取り組んで参ります。

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