市川 元基

市川 元基
教員氏名 市川 元基
職名 教授
所属 看護学専攻
経歴 信州大学医学部医学科卒業 医学博士
小児科医師
2001年信州大学医療技術短期大学部
2002年信州大学医学部保健学科教授

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小児の脳脊髄炎の発症機序の解明とその治療法を探る

小児の予防接種後に発症する急性散在性能脊髄炎や成人の多発性硬化症などの脳脊髄炎の病態は現在でもよくわかっていません。
これらの疾患には実験的自己免疫性脳脊髄炎という動物実験モデルがあります。特別な種類のマウスやラットに自分の脳脊髄組織のタンパク質を免疫することでこの脳脊髄炎が起こります。マウスによって慢性進行性に経過する場合もあれば、1回発症して治り、再び発症して重症化する場合もあります。なぜいろいろな臨床経過をとるのかはよくわかっていません。
動物実験モデルを用いて脳脊髄炎の発症機序を明らかにすることができます。
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実験的自己免疫性脳脊髄炎を発症するⅠ型糖尿病自然発症マウス
研究から広がる未来
人間を含めた哺乳動物の免疫系の働きは複雑です。リンパ球などの白血球がどのようにして自分の脳脊髄組織を 攻撃するのかがわかれば、脳脊髄炎を起こした小児への新しい治療法がみつかるかもしれません。
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脳脊髄炎を発症したマウスの腰部脊髄の病理組織像
卒業後の未来像
医療においてはまだよくわかっていないことがたくさんあります。Evidence based learningの考え方を身に付け、臨床における小さな疑問に向き合い、その解決法を探ることのできる医療人を目指しましょう。
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上の写真を強拡大したもの。白血球が脊髄組織に浸潤している。