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診療科案内
  • 消化器外科(肝・胆・膵)主として肝・胆・膵疾患の外科治療を行っております。
  • 消化器外科(消化管)主として食道癌、胃癌、大腸癌の外科治療を行っております。
  • 移植外科肝移植医療を行っております。
  • 小児外科主として小児ヘルニア、先天性疾患の外科治療を行っております。
  • ヘルニア外来そけいヘルニアなどの外科治療を行っております。

生体肝移植生体肝移植

生体肝移植は、生体ドナーから肝臓の一部を提供していただき、患者さんに肝移植を行う方法です。生体ドナーの条件はこちらを参照ください。
手術は、事前に予定を立てて、待機手術として行われます。

肝移植までの流れ

  1. 患者さん、ドナー候補について必要な検査を行います。意志の確認の為に、精神科の医師のコンサルテーションを受けていただきます。その過程で移植不可能となることもあります。
  2. 信州大学肝移植適応検討会(肝臓内科医、麻酔医、放射線科医、小児科医、神経内科医、移植医からなる)において検討されます。基本的には全員一致で適応と判断されます。適応検討会の結果追加の検査が必要になることもあります。
  3. 倫理委員会にて書類を提出します。
  4. 移植手術を行います。

手術日の決定には他の疾患の患者さんや、別の移植患者さんとの重症度などにより、2週間程度前まで決められないこともあります。一旦決められても、その後に別の患者さんの状態や、あるいは患者さん本人の発熱、ドナー候補の発熱等で日程が変わることがあります。
なお、肝臓癌がある場合には移植の実施に際しては患者さんの手術を先行し、肝臓癌が肝臓以外に広がっていると判断されると、その時点で移植を中止します。

生体肝移植を受けるための条件

生体肝移植(保険病名)

  • 先天性胆道閉鎖症
  • 進行性肝内胆汁うっ滞症(原発性胆汁性肝硬変と原発性硬化性胆管炎を含む)
  • アラジール症候群
  • 先天性代謝性肝疾患(家族性アミロイドポリニューロバチーを含む)
  • 多発性嚢胞肝
  • カロリー病
  • 肝硬変(非代償期)
    肝細胞癌合併の場合...遠隔転移と血管侵襲を認めないもので、肝内に経5cm以下1個、または経3cm以下3個以内が存在する場合に限る
  • 劇症肝炎(ウィルス性、自己免疫性、薬剤性、成因不明を含む)

レシピエントの条件

  • 自発的な意思(意思が示せない場合は、家族に意思による)
  • 劇症肝炎、肝硬変の進行により不可逆的な状態である。
  • 年齢65歳以下
  • 心、肺、腎機能が全身麻酔や手術に耐えられる
  • 肝炎以外の感染症、肝臓以外の癌、肝内血管浸潤がない(術前に虫歯の治療も済ませる)
  • 移植後の脳機能が自立可能な程度であるとの判断

レシピエントの術前から退院までの経過

術前

入院前の適応評価検査は、状態に合わせて外来通院・入院にて行います。

入院
(手術2週間前)
手術に向けて、検査や準備を行いながら心身を整える期間になります。
麻酔科医の診察や説明、手術室やICUの看護師の訪問があります。
再度、本人、ご家族への手術についての説明があります。
手術 手術が終了するまで、ご家族の方には院内にて待機していただきます。
術後、原則として1週間は集中治療室(ICU)にて治療をおこないます。

術後

1週 ICUから外科病棟の個室へ移動します。
尿道カテーテル抜法(体動状態に合わせて)
飲水開始
食事開始(流動食から)
2週から3週 創の抜鉤
個室から大部屋へ移動(身の回りのことがほぼ自分でできるようになる頃)
1から3ヶ月 退院
退院後
6ヶ月程度から
(個人差あり)
社会復帰

合併症について

合併症とは、手術を含む治療に関連して起こり得る問題のことで、合併症に対する新たな治療を必要とし、時として肝移植の治療成績を左右することがあります。患者さんによって全く起こらないこともありますし、一つばかりでなく複数の合併症が起こってしまうこともあります。代表的なものについて列挙しました。大事なことは、起こらないように事前に手を打つ予防と、生じてしまった場合には早期に診断をし、適切な治療を行うことです。これらについては実際の説明の際に詳しくお伝えします。

  • 拒絶反応(急性・慢性)
  • 感染症
  • 脈管吻合部狭窄 ・ 血栓症
  • 胆管吻合部狭窄
  • 胆管炎
  • 原疾患の再発
  • 免疫抑制剤使用に伴う発癌リスクの増加

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