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診療科案内
  • 消化器外科(肝・胆・膵)主として肝・胆・膵疾患の外科治療を行っております。
  • 消化器外科(消化管)主として食道癌、胃癌、大腸癌の外科治療を行っております。
  • 移植外科肝移植医療を行っております。
  • 小児外科主として小児ヘルニア、先天性疾患の外科治療を行っております。
  • ヘルニア外来そけいヘルニアなどの外科治療を行っております。

脳死肝移植脳死肝移植

脳死となった方から善意で肝臓を提供していただき、移植を行う方法です。
脳死はいつ発生するかわからないため、手術は緊急手術となります。
事前に脳死肝移植希望患者として移植ネットワークに登録した中から、1. 重症度が高く、2. 血液型が適合し、3. 待機期間の長い方から順に移植を受けることができます。

肝移植までの流れ

移植ネットワークへの登録まで

  1. 患者さんについて必要な検査を行います。意志の確認の為に、精神科の医師のコンサルテーションを受けていただきます。その過程で移植不可能となることもあります。
  2. 信州大学では肝臓内科医、麻酔医、放射線科医、小児科医、神経内科医、移植医からなる肝移植適応検討会において検討します。
  3. 日本全体の脳死肝移植の適応の評価を行う、脳死肝移植適応評価委員会に申請し、そこで適応か否か、および緊急度がどの程度かを判断してもらいます。
  4. そこで移植の適応とされた場合、臓器移植ネットワークへ登録申請書を送付します。
  5. 臓器移植ネットワークへの登録料の払い込み用紙が送付されます。
  6. 登録料を振り込んで、初めて登録が完了したことになります。

登録後移植まで

  1. 登録完了後も肝移植評価委員会の指示により定期的に再評価を行います。それとは別に、Child-Pughのgradeが悪くなった場合には、再評価を行います。Child-Pughのgrade Bの患者さんには6ヶ月毎、grade Cの患者さんには3ヶ月毎に可能であれば信大病院に来院していただきます。
  2. 2回目の脳死判定終了後に、臓器移植ネットワークで疾患重症度、血液型、待機期間により、優先順位が決定され、対象の医療機関に連絡が入ります。
  3. 信大病院として脳死ドナーのデータを解析します。
  4. 適当と判断すれば、患者さんに緊急連絡し、直ちに信州大学病院に来院入院していただきます。この段階で患者さん本人に連絡が付かない場合には、次の候補に臓器が回ることがあります。
  5. ネットワークに移植を行いたい旨通知します。
  6. ドナーチーム派遣。
  7. 患者さん入院。最終説明、最終検査、術前準備。信大入院後の検査で移植が受けられないこともあります。ドナーから摘出した肝臓に問題があって移植できないこともあります。
  8. 移植手術施行。

手術方法

肝移植後の経過

移植手術に伴って多くの危険な経過を越えなければなりません。特に手術中手術直後は危険が高く、時間が経過すると共に危険性は低減していきます。

術後1週間は基本的には集中治療室で、24時間体制で治療を行っていきます。この時期には、肺の問題で人工呼吸が続けられたり、腎臓の問題で透析が行われたりすることがあります。移植術後の最も危険な時期です。その後は外科病棟に転棟しますが、引き続きしばらくは個室で治療を続けます。多くの場合は、この頃から、立ったり、食事を始めたりすることができます。

順調な場合には術後2から3週間で4人部屋での治療になります。この頃には身の回りのことはほとんど自分でできるようになります。
退院は術後良好であれば、約1-3ヶ月で可能となりますが、非常に合併症が重い場合は1年以上にわたって入院治療を続けなければならないこともあります。極めて個人差が大きいのが実情です。

レシピエントが小児で就学前の場合、様々な事情から家族に付き添いをお願いしています。就学後の場合、基本的には付き添いは不要ですが、希望により付き添うこともできるようになっています。

合併症について

合併症とは、手術を含む治療に関連して起こり得る問題のことで、合併症に対する新たな治療を必要とし、時として肝移植の治療成績を左右することがあります。患者さんによって全く起こらないこともありますし、一つばかりでなく複数の合併症が起こってしまうこともあります。代表的なものについて列挙しました。大事なことは、起こらないように事前に手を打つ予防と、生じてしまった場合には早期に診断をし、適切な治療を行うことです。これらについては実際の説明の際に詳しくお伝えします。

・ 拒絶反応(急性・慢性)
・ 感染症
・ 脈管吻合部狭窄
・ 血栓症
・ 胆管吻合部狭窄
・ 胆管炎
・ 原疾患の再発
・ 免疫抑制剤使用に伴う発癌リスクの増加

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