2025年4月18日現在
(2025.4.18 update)
“がんと共に生きる”の時代から、やっぱり“がんは治る”の時代をめざす。
がんは色々な要因が積み重なって出来てくる多段階発癌、あるいは正常細胞がそのまま癌細胞となるde novoの様式から生じるとされています。ほとんどの固形癌は多段階発癌から生じるとされています。それではこの過程を防げるかというと、要因が多いために逆に難しく、免疫が落ちてきて、年をとってきて、炎症が長引いてなどの末に多くの人に起こりうると考えられています。がんの治療を考える時、がんの種類によって、手術、化学療法、放射線療法、免疫療法などの一定の治療基準があります。医療は、多くの人が最も安全で効果的と考えたガイドラインがあり、原則としてこの枠内で行われます。しかしながら、発生してくる因子が個人によって異なるのと同様に、転移は個人の全身的な条件がさらに関与してくるので、その時々の病勢を把握して、個別対応ができるならば、治療の可能性が多様にでてきます。
がんと、がんに伴う体の反応を考える時に、どのような因子が関与するのか、どのような病態を相手にしているのか、全体像をとらえることが必要です。そしてどれを取り除き、なにを元に戻したら良いのか取り組めば、道は開けるとおもいます。がんは、たった一つの要因を切り崩したら治るのが理想ですが、多くの可能性をブロックするのが安全です。がんの転移とは、転移する前の臓器の変化、転移の可能性をもつがん細胞が血液中を循環している状態、転移先にたどり着いてはいるが休眠中、転移はしているが進展はしないと色々な状態があり、それぞれの攻防は異なります。
私たちは、まずがんの転移を防ぐことを目標に、多方面から取り組みます。
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