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脊椎・脊髄

疾患への取り組み

「脊椎・脊髄疾患」というと、整形外科を連想される皆さんも多いと思います。
しかし脳神経外科も頭、頚部、胸部、腰部、四肢から指先など全ての神経疾患を扱う診療科であり、脳の病気だけでなく、脊髄神経、手足の末梢神経の病気も積極的に治療を行なっています。実際の歴史をひもとくと、頚椎、腰椎の多くの手術方法を開発し、それを日本に最初に導入してきたのは、アメリカや日本の脳神経外科医達です。
当科の治療の特徴は、脳の手術と同様に、手術用顕微鏡下で様々なマイクロサージャリーの技術を駆使して丁寧に手術を行うという点です。
脊椎脊髄疾患の治療は、「患者さんの日常生活の機能を改善させる。」ために行われます。そのため、手術前より生活の質を落とすことはできません。丁寧でかつ安全な手術方法を、各患者さんの症状にあわせて選択しています。手術方法も多くの種類がありますが、患者さん自身の生活の質を高める手術ですので、患者さんの希望を第一優先に手術方法を決定しています。
また、患者さんの負担を減らすように、チタン製の器具を用いた手術を積極的に行っています。

今後「手足のしびれ」「腰痛」など脊椎脊髄疾患でお困りの患者さんが、ますます増えることが厚生労働省の試算でも発表されています。
当科では、患者さんの満足度が高い治療を目指して、今後激増する脊椎脊髄疾患に取り組んでいく所存です。

対象疾患

頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靭帯骨化症、胸椎後縦靭帯骨化症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍、脊髄空洞症、キアリ奇形、頭蓋頚椎移行部奇形、脊髄血管障害など

担当医師

本郷 一博(教授)
伊東 清志(日本脊髄外科学会指導医・認定医、日本脳神経外科学会専門医)
医師の詳細はこちらから

手術実績

2008年1月-2011年12月 脊椎脊髄疾患手術件数 288件(信州大学関連病院での手術件数も含む。)

手術内容 手術件数
頭蓋頚椎移行部 除圧 20
固定 7
頚椎前方 固定 48
頚椎後方 除圧 65
固定 15
胸椎 除圧固定 2
腰仙椎後方 除圧 31
固定 8
脊髄腫瘍摘出 髄外・硬膜外 54
髄内 14
脊椎腫瘍摘出(椎体再建を含める) 1
脊髄動静脈奇形手術 3
二分脊椎手術 1
末梢神経手術 6
その他 13

チタン製器具を用いた、脊椎脊髄手術に対する前方固定術
従来は、腰より骨をとり手術中に使用していました。その為、手術後に腰部の痛みを訴える患者さんが多かったです。近年このようなチタンで出来た器具が使用されています。下の図は、頚椎症の際に使用するケージという器具です。脊髄を圧迫すする部分を手術用顕微鏡で取り除き、その部位にチタン製器具を挿入します。3か月位するとご自分の骨が形成され、頚が固定されるようになります。以前のように骨を腰からとる必要がなくなり、患者さんの負担が減りました。

チタン製器具を用いた、脊椎脊髄手術に対する前方固定術

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