切断指

信州大学には高度救命救急センターが併設されています。

高度救命救急センターの使命として、切断四肢の再接着を積極的に行っております。

 救急部と連携のもと、再接着できる可能性のあるものは手術を行っています。 再接着と一口に言っても、お薬を塗って工作をするように指がつくわけではありません。生体の組織が生きるためには血液の供給が必要です。つまり指の血行が大事なのですが、切断された指には血行がありません。

 そのため手術用顕微鏡で指の血管をみながら吻合するマイクロサ-ジャリーという技術をもちいて、指の血行を再建します。血行があっても感覚がなければ指があっても邪魔なものになりますので、指の神経もマイクロサージャリーの技術で縫合します。

再接着手術後は2週間程度は血行が不安定ですので入院の上治療することとなります。




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