顔面神経麻痺の治療:
中耳炎、側頭部の外傷や、耳下腺腫瘍、顔面神経鞘腫の手術治療により、顔面神経麻痺が生じることがあります。顔面神経麻痺は、顔の筋肉が動かなくなることによって、眼が閉じられなくなったり、口を閉じることができなかったり、笑い顔がつくれなかったり、生活上、困ることが多く生じてきます。薬物治療やリハビリテーションで回復しない場合には、手術治療が行われます。
信州大学形成外科では、患者さんの病状を詳しくお聞きして、最も適した治療法を考えています。手術には、いくつかの方法があります。その1つは、「咬む」筋肉である側頭筋、咬筋という筋肉を移動させて、「咬む」動作により、まぶたを閉じることができるようにしたり、口元をつりあげたりする方法です。眉毛を挙げることができなくなり、前が見えにくくなった場合には、局所麻酔で両側の垂れ下がったまぶたを手術して開きやすくします。これによって、眉毛の位置も左右対称に近くなり、見えやすくすることができます。(写真)
