第192回日本皮膚科学会信州地方会(12月4日) プログラム

2016年11月17日

第192回日本皮膚科学会信州地方会 

日 時   平成28年12月4日(日) 午後1時より

会 場   信州大学医学部附属病院 新外来棟4階大会議室

192回 信州地方会 プログラム

I. 一般演題

座長 河内繁雄(北アルプス医療センターあづみ

一般)小膿疱をみた薬疹の4例

○塩原順子(岡谷市民)

ロサルタン・シメチジン・セフジトレンピボキシルによる膿疱(性乾癬)型、イオパミドールによるAGEPを経験した。前3例はその後薬剤に関連なく類似した皮疹を生じた。

ス)アダリムマブでみられた薬疹

○白井拓史、御子柴育朋、宇原 久、奥山隆平(信州大)

40歳、女性。関節リウマチでアダリムマブを投与後11日目に注射部位に拳大の紅斑を生じ、その後全身に小豆大の紅斑が拡大した症例を経験したので報告する。

ス)穿孔性皮膚症の1例

◯佐野 佑、河内繁雄(北アルプス医療センターあづみ)

79歳、女性。糖尿病あり。初診5ヶ月前から腰部に皮疹が出現し、増数した。瘙痒感が強く、中央に円形の壊死性痂皮を付す特徴的な丘疹で、組織像から穿孔性皮膚症と診断した。

ス)皮膚コレステリン肉芽腫の1例

○御子柴飛鳥、松本和彦、奥山隆平(信州大学)

53歳、女性。3週間前より鼻根部両側に皮下結節を自覚した。両側とも8×9mm大の可動性良好な硬い皮下結節を認めた。生検にて皮膚コレステリン肉芽腫と診断した。

ス)色素性乾皮症A群の1例

○野網淑子、堀米玲子(飯田市立)、奥山隆平(信州大)

0歳、女児。生後1ヶ月時に日光暴露後に顔面、下腿に皮疹が出現。生後7ヶ月時に日光暴露後に顔面に皮疹が出現。大阪医科大学皮膚科で遺伝子解析を施行され診断確定した。

休憩(20分)

座長 松本和彦(信州大)

一般)小児の分節型または限局型白斑10例に対するエキシマライト治療

○新澤みどり(にいざわ皮膚科)

10年間のエキシマライト治療のうち、分節型または限局型白斑を呈する0~8歳の小児10例の治療結果を総括した。成人より低用量で、6例が色素再生50%を達成した。

ス)周囲に白斑を伴った悪性黒色腫の1例

○二瓶達也、浅井裕子、宇原 久、奥山隆平(信州大)、関いずみ(城西病院)

76歳、女性。9か月前から左前腕に茶色の色素斑が出現し、徐々に隆起した。初診時表面平滑な黒色結節を認め、周囲に白斑を伴っていた。全切除生検で悪性黒色腫と診断した。

ス)乳房Paget病の1例

○高沢裕子、佐野 佑、河内繁雄(北アルプス医療センターあづみ病院)、前野一真(同乳腺外科)

89歳、女性。1年前から左乳頭部のただれを生じ、出血するようになった。受診時、左乳頭部にびらん性の結節を認め、生検にて乳房Paget病と診断した。

ス)成人T細胞白血病/リンパ腫の1例

○海野俊徳、久保仁美(長野赤十字)、植松望武(同血液内科)

胸部絞扼感、動悸のため救急搬送され、白血球増多、異型リンパ球出現、HTLV-1陽性などの検査異常を認めた。1~2か月前から全身に掻痒性皮疹が生じていた。

ス)化膿性腱鞘炎の2例

○辻あすか、吉田香奈子、小口真司(佐久総合)、石井宜一(同整形外科)、斉木 実(長野市)

60歳女、初診1ヵ月前に右示指に棘が刺さった。症例2:47歳男、初診1ヵ月半前から誘引なく左示指に疼痛。整形外科にて化膿性腱鞘炎の診断、緊急手術を施行。

閉会 (16 : 00

注) 口演時間は一般演題7分、スライド供覧5分です。また、それぞれの時間については進行具合により、変更することがあります。

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