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ごあいさつ

村田 敏規教授写真

村田 敏規教授

ようこそ信州大学眼科のホームページへ。
1961年生まれの私は日本の高度経済成長の時代に育ちました。日本人は勤勉で、日本の技術は優れ、日本は今は貧しいが将来は必ず一流の国の仲間入りをするのだと、子供達は日本に生まれたことを誇りに思える時代でした。しかるに現代の日本はバブル崩壊後の失われた20年を経て、一番元気で社会の発展の鍵を握るべき20代の若者が、日本に勢いがある時代を全く知らない困った時代になってしまいました。

テレビにニュースを見る限りでは、今の日本がこの混迷を抜け出す方法は存在しないかのように思われます。しかし、私が見聞きする範囲では今の時代にも元気で発展している組織は存在しています。発展する組織に共通しているのは、若者が将来を信じて、そしてやりがいと社会に貢献できるという誇りのために、寝食を忘れて働ける組織です。50代に突入しようとする私達の世代の頑張りでは、今の日本を救うには少し若さが足りません。

もちろん信州大学眼科の使命は日本経済を救うことではなく、主に長野県の患者様の視力を救うことです。眼鏡コンタクトレンズで良い視力を得ることができるいわゆる近視以外には、眼に問題を抱える方は決して多くはありません。しかし、このホームページにアクセスされたあなたは、眼に何か困った問題を抱えておられるか、その問題を解決できる職人、つまり眼科医になることを考えておられるに違いありません。信州大学眼科の若い医師たち、そして中年から老年に手が届き始めた医師まで、高度経済成長時代の日本人のように、何の迷いもなく一生懸命に働いています。組織としてはもちろんですが、一人一人が世界レベルに到達することも目標にして、新人は2年以内に必ず一度は国際学会での発表を行います。

私は眼科医という仕事が好きです。しかし、高度経済成長時代に育った私は、医師や病院は日本という国のGDPを増やすことに貢献しない職業であると思い込み、少し寂しい気持ちを持っていました。しかし、視力低下の為に手を引かれて歩いていた患者様が、手術が終わって部屋に戻って、お一人で談話室まで歩かれ、病室の皆さんとテレビを見ておられる姿には感動します。ましてや、現在の政策では医療と福祉は国の成長産業と位置づけられているそうで、我々が一生懸命働くことは日本の経済の為にも良いのだと思うと、さらに頑張れます。そして、もう少し頑張って、外国に輸出できるような新しい治療法、薬、手術器械などが作れれば、信州大学眼科は長野県の眼疾患を持つ患者様だけでなく、日本経済も救うのではないかと夢は膨らみます。さらには、信州大学眼科の若者の中から将来、ノーベル医学生理学賞を受賞するような若者が輩出するのではないかと、少なからず期待しています。 信州大学眼科は、眼に問題を抱えておられる患者の問題を解決し、日本に元気を与える集団になりたいと、日夜頑張っております。よろしくお願い申し上げます。