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信州大学医学部内科第二教室

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診療内容

胃腸班

胃腸班 写真1
胃腸班 写真2

1) 消化管の早期癌に対する内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除術、 内視鏡的粘膜下層剥離術、内視鏡的ポリペクトミー)
食道、胃、十二指腸、大腸の早期癌や腺腫に対して年間約600件の内視鏡治療を行っています。早期癌に対する内視鏡治療を行うためには、基本となるスコープ操作に加え、病変の範囲診断や深達度診断、適切な内視鏡処置具の使用方法、臨床病理学的知識など総合的な技術と知識が必要です。後期研修とその後の専門研修を通じて、総合的な胃腸疾患に関する知識とさまざまな内視鏡治療手技を修得します。
2) 炎症性腸疾患の診断と治療
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)の患者数は飛躍的に増加しており、それに伴い重症例も増加しています。まずは、内視鏡検査を始めとした消化管の精密検査で正確な診断を行うことを重視し、重症例に対しては専門施設としてステロイド療法や経口タクロリムス療法、シクロスポリン持続静注療法、抗TNF-α抗体製剤治療、血球成分除去療法などさまざまな治療選択肢の中からより有効で安全な治療を選択し行っています。また、手術が必要な場合は消化器外科と連携し速やかに治療が行えるよう体制を整備しています。
3) 食道・胃静脈瘤に対する内視鏡治療(内視鏡的硬化療法、静脈瘤結紮術)
主に肝硬変から生じる食道・胃静脈瘤に対して、内視鏡的治療を積極的に行っています。胃静脈瘤に対しては、組織接着剤(ヒストアクリル)を用いた内視鏡的硬化療法や、放射線科と協力してバルーン下逆行性胃静脈瘤塞栓術も行っています。
4) 小腸内視鏡を用いた小腸疾患の診断と治療
従来の小腸内視鏡検査では小腸の一部しか観察することができませんでしたが、ダブルバルーン小腸内視鏡を導入したことにより全小腸への挿入が可能となり、積極的に小腸の内視鏡診療を行っています。また、様々な小腸疾患に対してカプセル内視鏡検査も積極的に行っています。これらを用いた消化管濾胞性リンパ腫の診療・研究を行っています。
5) 消化管原発悪性リンパ腫に対する非手術的治療
消化管原発悪性リンパ腫に対して、従来は外科手術が中心に行われていました。胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌療法や、胃や大腸の大細胞型B細胞性悪性リンパ腫に対して分子標的薬であるリツキシマブを併用した化学療法を積極的に行い、良好な成績をおさめています。

肝臓班

肝臓班 写真1
肝臓班 写真2
肝臓班 写真3

ウイルス性肝炎、自己免疫性肝疾患、非アルコール性脂肪性肝炎などの慢性肝疾患患者さんの診断から治療までを幅広く行っています。最近ではC型慢性肝炎に対する直接作動型抗ウイルス薬(Direct Acting Antivirals:DAAs)を用いた抗ウイルス治療を積極的に導入していますが、時に従来のインターフェロンベースの治療も組み合わせ、B型・C型肝炎ウイルス共、ウイルス排除や線維化進行の抑制を目指し日々診療にあたっています。
各疾患の診断や病期・線維化評価目的に経皮的肝生検を積極的に行っていますが、合併症などの関係で生検が困難な患者さんに対しましては血清バイオマーカーや県内唯一の機械であるFibroscanなど非侵襲的な検査を組み合わせて総合的な判断を行っています。また肝細胞癌の治療としては、ラジオ波焼灼療法や経皮的エタノール注入療法、肝動脈化学塞栓療法、分子標的薬の導入など幅広く行っています。長野県内から搬送される劇症肝炎症例に対しては、他の診療班の協力を得て集学的治療を行い、救命率の向上を目指しています。この他、原発性胆汁性胆管炎、自己免疫性肝炎、非アルコール性脂肪肝炎等々、多くの肝疾患患者の診断、病態の解明および治療を行っています。

胆膵班

胆膵班 写真1
胆膵班 写真2

膵、胆道疾患の診断、治療を主に行っており、超音波内視鏡検査(EUS) 関連処置(超音波内視鏡ガイド下吸引生検法、胆道ドレナージ術、嚢胞ドレナージ術など)、内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)関連処置(膵胆道ドレナージ術、結石除去術、拡張術、乳頭括約筋切開術など)に加え、膵石・胆石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)も積極的に施行している。

また、重症急性膵炎に対する集学的治療や膵癌、胆道癌に対する化学療法にも力を注いでいる。

血液班

血液班 写真1
血液班 写真2

血液内科では血液疾患を主に対象としております。いわゆる3大血液腫瘍(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫)、さまざまな原因による貧血や出血性疾患の診断と治療を行っています。血液腫瘍に対する化学療法では標準的治療法を心がけております。また、治療法の向上に向け日本成人白血病研究グループ(JALSG)に属し、臨床研究に取り組んでおります。

難治性血液疾患に対しては疾患により自分の造血細胞を用いた自家移植、他の方から造血細胞を移植する同種造血細胞移植による治療も行っております。同種造血細胞移植に関しては血縁のドナー以外に、平成16年から骨髄バンクおよび臍帯血バンクから提供される非血縁ドナーからの造血細胞移植も行っています。移植症例はこれまで自家移植192移植、同種移植337移植になっています(平成29年4月現在)。平成26年には同種33例(骨髄13、末梢血10、臍帯血10)、自家12例、平成27年には同種23例(骨髄14、末梢血4、臍帯血5)、自家5例、平成28年には同種26例(骨髄13、末梢血2、臍帯血11)、自家1例の移植を行いました。同種移植に関しては多施設共同研究に参加することで前処置法の開発をはじめ移植医療に寄与すべく努力しております。

長野県内においては、各地域の中核施設である5か所の総合病院と密に連携を取りながら血液疾患診療に携わっております。

腎臓班

腎臓班 写真1
腎臓班 写真2
腎臓班 写真3

近年、腎機能異常が存在している場合、それが軽度のものであっても将来的に末期腎不全に進展するだけでなく心血管系病(心疾患、脳血管疾患)の最も重要な危険因子になる、ということが明らかとなり、"慢性腎臓病(CKD: chronic kidney disease)"という疾患概念が提唱されました。
信州大学腎臓内科では、CKDの原疾患である腎炎、免疫異常、生活習慣病(高血圧、高脂血症、高尿酸血症、糖尿病など)の精査治療・全身管理・患者教育に始まり、慢性腎不全期の保存的加療や、血液透析・腹膜透析・腎移植といった腎代替療法に至るまで、CKDに対する総合的医療を実践しています。

また急性腎障害(AKI: acute kidney injury)に対する急性血液浄化療法や難治性病態に対する各種血液浄化療法(持続緩徐式血液透析濾過法、血漿交換療法、免疫吸着療法、エンドトキシン吸着療法、白血球除去療法、腹水濾過濃縮再静注法など)も腎臓内科が担当しています。AKIや体液コントロールが必要な難治性病態は、周術期、救急領域、集中治療室で発生することが多いため、信州大学腎臓内科は様々な診療科と連携しあらゆる場面でこれらの難知性病態と常に戦っています。

さらに、信州大学腎臓内科では腎不全外科領域にも活動の場を広げており、血液透析療法に必要な内シャント設置術、人工血管移植術、動脈表在化術、カフ型カテーテル挿入術、経皮的血管拡張術、腹膜透析カテーテル挿入術および関連するトラブルの修復術などの多彩な外科手技も自分たち自身で行っています。内科医でありながらこれらの腎不全外科領域まで担当する理由は、総合的な腎臓病医療を実践できるようにすることでタイムリーに最適な医療を患者さんに提供でき、腎臓病予後改善を達成できると考えるからです。

我々信州大学腎臓内科は、腎臓疾患の予後向上だけを目的とするのではなく、腎臓病診療を通して"心臓・血管・脳といった重要臓器の保護"と"人類の生命予後の改善"といった壮大な目標を目指しています。

我々の活動内容や診療内容につきましては、腎臓内科ホームページに詳細に掲載してありますので、ぜひご覧下さい。

腎臓内科ホームページ


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