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フレッシュキャンパスセミナー

2011.06.06

第35回信州大学全学教育機構(SGE)フレッシュキャンパスセミナーの開催記録

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開催日時:平成22年12月17日(金) 18時~19時30分


講師:小坂 共栄  (信州大学名誉教授)


題目:自然災害から身を守る知恵


(概要)

  今から約25年前、長野県は2年続きで大きな自然災害に見舞われた。長野県地附山地すべりと長野県西部地震による災害である。いずれの災害でも家屋の被害はもとより、人的な被害も多大であった。私が信州に住むようになってかれこれ40数年になる。この短い期間だけをとってみても、長野県やその周辺をふくめると実に多くの自然災害が繰り返し発生し、そのたびに多くの被害が生じてきた。「災害は、忘れたころにやってくる」。これは物理学者、寺田寅彦の名言としてよく知られている。しかし、短期間に繰り返される自然災害の歴史を見ると、この格言は「災害は、忘れずにやってくる」と言い換えるべき、との思いを強くする。
  自然災害を論ずる際、専門的には「素因」と「誘因」ということがよく問題にされる。この40数年間に、我々の身の回りで起こった多くの自然災害にも、それぞれ素因と誘因が必ずあるわけだが、人的・物的な被害を伴うケースになると、時にはその原因論に科学的な観点だけではない政治的・社会的な議論が絡んで、判断が極めて難しいものになる場合もある。いずれにしても、「自然災害から、命と財産をまもる知恵」をいかにつければよいかは、誰にとっても極めて大事なことである。このセミナーでは、私の関わったいくつかの事例を参考にしながら、みなさんとともに、この「知恵」について考える機会にしたいと願っている。

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