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フレッシュキャンパスセミナー

2011.06.03

第33回信州大学全学教育機構(SGE)フレッシュキャンパスセミナーの開催記録

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開催日時:平成22年10月22日(金) 18時~19時30分


講師:加藤 善子  (信州大学全学教育機構講師)


題目:アメリカの初年次教育 ― トランジッションとアカデミクスの両面からのサポート ―


(概要)

  1970年代に18才人口が急激に減少したアメリカでは、学生確保のために、社会人や退役軍人などの非伝統的な学生やこれまで大学に来なかった層の学生を受け入れざるを得なくなりました。学生の学力の低下とともに、大学という文化を全く知らない第一世代の学生(家族や親戚の中で初めて大学に入学した学生)が増えたことは、予算削減とも相まって教員の教育を著しく困難にし、かつ、二年次に進級できない学生を大量に増加させました。学生のドロップアウト率を下げて経営を安定させ、かつ優秀な教員をつなぎとめるために、初年次教育のプログラムは開発されてきました。数ある初年次教育プログラムの中でも、アパラチアン州立大学(ノースカロライナ州)はここ十年以上トップを走っています。2003年TIME誌の「カレッジ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、USNEWS & THE WORLD REPORTでも毎年初年次プログラムで全米10位に入り続けています。アパラチアン州立大学に2003年秋から2005年冬まで赴任し、フルタイムの教員として初年次生を中心に教えてきた経験を、ここでお話したいと思います。特に、アカデミックな勉強をしたことのない学生に読み書きを教え、ディスカッションをさせ、勉強への動機を引き出す地道な努力(アカデミクスへの支援)と、大学という空間で家族から引き離されて生活する学生たちを心身両面から支えて自立を促し、多様な人々と共生させるための努力(トランジションのための支援)の二つに焦点を当てて、ご紹介いたします。

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