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2014.12.21  

【12/22更新】 長野県神城断層地震(2014年11月22日,M6.7)緊急調査報告 (第3報)

 

長野県神城断層地震(2014年11月22日,M6.7)緊急調査報告 (第3報)


信州大学 学術研究院 総合人間科学系 全学教育機構

大塚  勉

 

 2014年11月22日に長野県白馬村を震源とする「長野県神城断層地震」が発生した。震源の深さは5km、マグニチュードは6.7、最大震度は6弱であった。この地震によって多数の住民が負傷したほか、多くの家屋が損壊した。
 本報告では、各地点の状況を変動地形が改編される前に記載することを目的としている。調査は下田 力氏と実施した。著者らは発生後間もない時間に現地入りし、断層運動による撓曲などの変動地形を確認するための調査を行った。その結果、24地点において撓曲や断層が見いだされ、それらをつなげた延長距離は、本報告作成時点で約10kmに及ぶことが明らかとなった。以下が、12月18日時点での調査結果の概要である。

 

 

1.24地点で撓曲・断層、路面の変状が、約10kmにわたり確認された。
2.距離約8kmにわたって撓曲・断層が地表に現れた。
3.14地点は、糸魚川-静岡構造線活断層系神城断層の上に位置し、3領域の
10地点は異なる場所に位置する。
4.中部では、撓曲の前端部は不規則なトレースを示す。
5.撓曲などの変位地形は、15地点において東側(山側)から西側への衝上と左横ずれを示す。垂直変位は最大で1mを超える。
6.堀之内地区東方の田頭・北谷地地区において、神城断層とは異なる走向の撓曲・断層が見いだされた。これらは、南から北への衝上と右横ずれを示す。
7.断層の活動によって地滑りが発生し、姫川に狭窄部が生じた。
8. 一部では液状化による小規模な泥火山が形成された。
9.堀之内地区および姫川右岸の一部には、軟弱地盤とはいえない堆積層が分布する。

 

※調査報告はこちらから

 

 

 

【謝辞】本調査を実施するにあたり、白馬村被災地の方々には地震関連の情報の提供をはじめとして、多大なご援助をいただきました。白馬村教育委員会には調査の便宜を図っていただきました。川合将文様からは南部地域の変状に関する情報をいただきました。これらの方々に深く感謝申し上げます。

 

  

 

2014年12月22

 

 

 

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