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イベント情報詳細

2009.07.08  

第22回 信州大学全学教育機構(SGE)フレッシュキャンパスセミナー開催のお知らせ

  今回は信州大学創立60周年記念として開催します(セミナー信州大学創立60周年記念シリーズ第4回)。
  皆様、お誘い合わせの上、奮って御参加下さい。

【題目】

  早期教育のウソ・ホント――認知神経科学からの考察

  およそ10年前に『早期教育』という言葉が注目され、近年、幼児期から教育を与える早期教育が非常に多くの人の関心を集めています。国立教育政策研究所によると、1歳半という早期に、習い事やお稽古事を行っている幼児は11.7%(1歳半児 5438人中636人)、3歳児に至っては27.6%(3歳児4899人中1352人)にもなるそうです。習い事やお稽古事の勧誘に関しては、1歳半児の保護者の49.6%、3歳児の保護者の62.6%は、勧誘を受けたことがあると回答しています。
  早期教育推進者は、様々な根拠を基に、いかに早く英語なり音楽に触れ学ぶかにより、その後の習熟度・熟達度に、埋め合わすことが困難なほどの大きな差が生じると言います。早期教育を推し進める側の謳い文句として常套的なものは、「脳は若い頃はまだ柔らかく、柔軟であり、その時期に学べば、自然に無理なく獲得できる」と言います。一見、早期教育は、脳科学(認知神経科学)からの裏付けもあるかのように見えます。
  しかし、注意をしなければならないのは、早期教育の発信側が、「正しい」情報を流しているかどうかです。早期教育を勧めるダイレクトメールなどは、黙っていてもどんどん送られてきますが、早期教育には慎重・反対の情報は自ら努力しないと手に入らないというアンバランスさがあります。果たして、早期教育を支える脳科学からの証拠や情報は、正しいものなのでしょうか? 本セミナーでは、早期教育を支持するという脳科学の証拠を検証し、脳科学から見た早期教育のウソとホントをあぶりだします。中々手に入らない早期教育に慎重・反対の情報を提示しますので、あとは、早期教育に賛成か反対かは、参加者のみなさんご自身で判断してください。

【講師】

  有路(ありじ) 憲一(けんいち) (信州大学全学教育機構[SGE]言語教育センター 専任講師)

  上智大学外国語学部英語学科卒業、上智大学大学院外国語学研究科修士課程修了、博士課程を経て、カナダMcGill University大学院Doctor Courseへ留学。2004年信州大学高等教育システムセンター特任講師を経て、2006年より信州大学全学教育機構(SGE)専任講師。
  専門は、認知神経科学、神経言語学、言語心理学、英語教育。
  著書に『A unique feature of direct passive in Japanese』(John Benjamins Publishing Company)、『事象関連電位研究への言語学・言語心理学的アプローチ』(臨床脳波 永井書店)、論文に『早期教育の落とし穴―認知神経科学的見地より』『認知神経科学から教育への冒険的試み』『Working Memory Capacity Restricts the Use of Semantic Information in Ambiguity Resolution』などがある。

【日時】

  平成21年7月24日(金)18:00~19:30(お話と質疑応答)

【場所】

  信州大学 全学教育機構(SGE) 大会議室(南校舎2階最奥)
  松本キャンパス北側(美須々ケ丘高校南側と東側)に市営有料駐車場あり

  聴講自由 (定員60名。無料。申し込み不要)

 

【主催・企画運営】

  信州大学全学教育機構(SGE)フレッシュキャンパスセミナー運営委員会

 

【問い合わせ先】

  同   上
  松岡(俊)、高野、柳瀬 
  0263-37-2285、3067、3057 (直通)

  学内内線7136、7342、7335
※ 講演終了後、講演者を囲んで懇親会を開きますので、こちらにも御参加下さい(会費千円)。

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