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将来、民間航空機に使われるコンポーネント部品と補助燃料タンクシステム等を研究開発する

信州大学工学部 航空宇宙システム研究センター 南信州・飯田サテライトキャンパス 研究室

現役を引退した民間航空機に搭載されていた補助燃料タンク。これらのタンク搭載により、飛行距離を大幅に伸ばすことができます。現在、軽くて強固、正確な油量計の研究開発に取り組んでいます。

参考図:タンクの内部構造と油量計(右図)、新規性がある高性能・高信頼性の補助燃料タンクの研究開発にチャレンジしています。

当研究室では、民間航空機に使われるコンポーネント部品と補助燃料タンクの研究・開発を行っています。航空機の部品数は300万個あり、最近、日本では小型とリージョナルな民間航空機を製造しています。しかし、日本の部品は40%ほどです。信州大学は昨年から航空機の研究を南信州キャンパスでスタートしました。主体な産業が自動車から航空機へ変わる時代であり、次世代航空機の人材育成と機器研究開発を行っています。研究のコンセプトは信頼性であり、同じ機能を複数個を準備する冗長系の研究にも取り組んでいます。

研究から広がる未来

人類の移動手段は馬車、自動車、飛行機と発展し、地球規模で経済活動が行われ、観光やビジネスは飛行機を用いて人が移動する時代が始まっています。東南アジアへの出張が日帰りになり、将来は欧米への移動も日帰りになるかもしれません。その移動は航空機の性能に依存し、世界中で研究と開発が行われています。航空機の研究開発は、材料・部品強度・構造・エンジン開発・システム信頼性・飛行機全体の制御、その他があります。信州大学も航空機の最先端研究に取り組んでいます。
あなたは航空機の研究開発に参加し、人類の移動手段の発展にチャレンジしませんか?

 菊池 良巳 教授 Link

1998年信州大学システム開発工学博士課程(博士取得)を修了、企業でハイブリッド自動車用センサ、航空機アクチュエータ・センサの開発、EU駐在、会社社長を歴任、現在、大学で航空機装備品の研究開発中

小学生のとき、作った網かごを先生から褒められて、ものづくりが楽しくなりました。その後、手作り凧・ゴム動力飛行機などを工夫して作り、遊びに夢中で畑を踏み荒らしたことを思い出します。中学時代にアポロ宇宙船が月面着陸に成功すると、将来の夢は「宇宙の科学者」に変わり、理系に傾注しすぎたように思います。会社に勤めていたとき、大学教授によるセンサ研究会が開催され、10年ほど継続していた私に、教授から博士課程進学が薦められました。今考えるとこれが転機になり、研究開発がライフワークになり、現在に至っています。

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