1. HOME
  2. バーチャルオープンラボ
  3. 省エネ照明用LED、クリ-ンエネルギ-用太陽電池等実現のキーテクノロジーを研究
  • トピック
  • キーワードから選ぶ
  • 教員一覧
  • 検索結果

省エネ照明用LED、クリ-ンエネルギ-用太陽電池等実現のキーテクノロジーを研究

いろいろな方法、技術を駆使して新しい単結晶育成に挑戦

育成したサファイア単結晶とMGC共晶の
省エネ白色照明デバイス応用

高輝度青色LED実現には高品質サファイア単結晶が、クリーンエネルギー用太陽電池作製には高品質シリコン単結晶が必須です。また、現代文明の象徴でもあるスマ-トフォンの中には、シリコン単結晶によるLSI、化合物半導体単結晶による高速信号処理回路、圧電単結晶による受信電波分別フィルタ-等、多くの単結晶材料からなる高機能デバイスがいっぱい詰め込まれています。

当研究室では、企業との共同研究や公的機関からの委託研究などにより、既存単結晶の大形化・品質改善の研究や新規機能性単結晶材料創製とそれらの単結晶育成技術およびデバイス応用の研究を行っています。

研究から広がる未来

新しい物質・材料の発見や創製は、科学・技術の世界に多くの、すばらしいイノベ-ションをもたらして来ました。物質本来の機能・性能を解析・理解するためには、まずその物質の単結晶を実現することが必要です。また、各種の応用にその材料の機能・性能を最大限に発現させるためには、それらの単結晶を育成して使用することが求められます。単結晶の育成や特性解析の研究は、物質・材料の本質を窮める視点からも大変興味が保たれます。ですから、単結晶の研究は現在の社会、産業界への直接貢献に加えて、未来の科学・技術の進展にも大きく寄与することでしょう。

研究支援部門 干川 圭吾 特任教授 Link

日本電信電話公社電気通信研究所(現NTT LSI研究所)、東北大学金属材料研究所、信州大学教育学部を経て2008年から信州大学工学部。
主な研究分野は、結晶工学。

【先生の学問へのきっかけ】
私は大学では電子・通信工学を学びました。電電公社電気通信研究所(当時)での高性能・高信頼性電子・通信部品の研究過程で、物質・材料の機能・性能を最大限引き出すには高品質の単結晶を実現することが必須であることに気づきました。しかし、欲しい単結晶をつくってくれる人、機関がなく、仕方なく自分でつくることになり、単結晶成長の道に入りました。その後、結晶成長の面白さに取り憑かれてしまい、この分野の専門家になってしまいました。

バーチャルオープンラボTOPに戻る