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Observation Technology for Cosmic-ray: 宇宙観測を推進するのは技術だ!

超高エネルギーな宇宙線の観測には、3m望遠鏡が数十台も必要だ

望遠鏡の向いている方向を0.1度の精度で確認できるのは飛行型光源装置だ

冨田研究室では、宇宙から飛来する放射線である宇宙線を観測するための国際共同実験に参加しています。宇宙線の中には時速60kmの野球ボールに同等の極めて高いエネルギーを持ったものがあります。そんな超高エネルギーの宇宙線は山手線ほどの面積ですら年に1個程度しか飛来しません。その貴重なイベントを確実に捉えて解析するためには、正確な観測装置・観測支援装置や解析が必要となります。工学的な発想を武器に様々な装置やその解析手法を開発し、宇宙線の謎に迫っています。

研究から広がる未来

超高エネルギー宇宙線は、銀河磁場中でも直進できるほどのエネルギーを持っているため、起源天体の解明が期待できます。
冨田研究室では、望遠鏡の開発や画像処理など工学部で学ぶことを基礎として“工学的なアプローチでより正確な超高エネルギー宇宙線観測の実現”が研究目標です。

卒業後の未来像

超高エネルギー宇宙線の研究では、多くの人が関わって推進されています。国内外の研究者や技術者と議論や交流を頻繁にあり、工学の知識のみならず理学的な知識も獲得できます。国際共同実験のため文化や優先事項などの違いを体感できます。このような体験が社会へ出た際には活かされます。

電子情報システム工学科 冨田 孝幸 助教 (兼:情報工学科) Link

理化学研究所 特別研究員、を経て、2014年より現職。
研究分野は較正技術・レーザーセンシング。
特に、観測実験における検出器や観測環境の評価装置など宇宙物理実験に使用する装置の開発である。

【私の学問へのきっかけ】
大学で研究室に入って、チャレンジさえすれば可能性が無限にあることがわかって、研究生活の魅力に気がつきました。工学部で研究に従事するうちに徐々に明確な目標が定まり、いまの僕の研究は宇宙線物理学の実験を支える装置開発やデータの保証です。

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