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エネルギーを有効に活用することでエネルギー問題の解決を目指す

卒業研究の風景

学生の自作による実験装置。
模擬太陽光のエネルギーを光と熱に分離して利用する実験。

化石燃料の枯渇や原子力の安全性への不安からエネルギー不足に対する危機意識が高まっています。浅岡研究室では、エネルギーを無駄なく有効に活用するための技術に関する研究を行っています。 例えば、太陽のエネルギーは、太陽光発電だけでなく、熱エネルギーをうまく回収することでさらに有効に利用することができます。また、吸収式冷凍機を使うことで、今まで利用されることが少なかった80~200℃の廃熱を、冷凍や冷房に利用可能な(価値の高い)熱エネルギーとして生まれ変わらせることができます。冷凍冷房機器に蓄熱システムを組み込むことで、機器の運転条件を最適化し消費電力を抑えることが可能になります。今後、クリーンなエネルギーに依存した社会をつくっていくためには、これらの技術は不可欠です。

研究から広がる未来

自然と調和しつつエネルギー不足を回避するためには、新エネルギーを開発するだけでなく、エネルギーの使用量を減らすことが不可欠です。太陽熱利用、吸収式冷凍機、蓄熱システム、ヒートポンプなど、エネルギーの有効活用の研究は、人々の未来の暮らしを豊かにします。

卒業後の未来像

浅岡研究室で身につける熱の知識は、工業製品の設計などの仕事をする際にとても役に立ちます。研究室の卒業生は、空調機器メーカーや自動車関連メーカーなどで活躍しています。

機械システム工学科 浅岡 龍徳 准教授 Link

東京工業大学大学院博士課程を修了後、青山学院大学助教を経て、2013年より現職。
熱工学、伝熱工学、冷凍技術に関係した研究に従事。

【私の学問へのきっかけ】
常識をくつがえすような新技術の誕生により時代や文明が大きく前進してきました。そんな新しいアイディアを自分でうみだすことができたらカッコいいと思っています。エネルギー問題は私が子供のころからの大問題ですがいまだに大した進歩がなく、まさに今までの常識では解決できない難問に違いありません。エネルギーや熱は目に見えず扱うのが難しいですが、知れば知るほど面白いと感じます。まだほど遠いですが、未来の新発見に向けてがんばっています!

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