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建築の歴史をひもとき、地域の未来を構想する

歴史的建造物の調査に向かう長野県大町市にのこる伝統的な町家(塩の道ちょうじや)

調査を通じて把握した歴史的建造物の骨組みの模型を作成し、理解を深める

歴史的建造物の調査・研究と保存・再生に取り組んでいます。私たちは、長い時間をかけて、建築の文化を育んできました。地域のなかには、こうした建築の文化を物語るたくさんの歴史的建造物が息づいています。研究では、歴史的建造物の調査を行い、人が、どのような姿の建物を、どのように建ててきたか、さらには、建物がたてられた当初から現在に至るまでの変遷を把握します。こうした調査・研究をもとに、歴史的建造物の保存・再生について考え、地域の歴史を活かした地域づくりの提案を行っています。

研究から広がる未来

建築の未来を考える際、先端的な建築と歴史的な建築の双方を見通すことのできる視点が大切です。歴史的建造物の調査・研究は、その基盤になります。古いものを大切にしながら、新しいものを創造する。こうした建築の未来を構想します。

卒業後の未来像

歴史的建造物の保存・再生に関わる設計者や技術者、また、地域の歴史を活かした地域づくりの担い手など、幅広い可能性があります。この中には学芸員等の行政職員も含まれます。

建築学科 梅干野 成央 准教授 Link

2002年信州大学工学部卒業、2004年信州大学大学院工学系研究科修了、
2007年信州大学大学院総合工学系研究科修了。博士(工学)。
2004年信州大学助手、2007年助教を経て、2014年より准教授。
専門は日本建築史。

【私の学問へのきっかけ】
大学院では、信州のある地域をフィールドに、調査研究を進めていました。この地域には、周囲の山に抱かれて社寺や民家などがたち、美しい山村の風景を形づくっていました。経済性を優先した開発によってこうした風景が失われていくなか、私のなかに自ずと冒頭のテーマが生まれました。

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