SiC 補強 5456Al 弾塑性複合材料の巨視的応力ひずみ関係の予測及び実験値との比較
土木材料としては、鋼材・コンクリート・地盤材料等が主として用いられていますが、最近では FRP(繊維補強プラスティック)や FRC(繊維補強コンクリート)といった新しい材料も使われるようになっています。例えばFRP に着目すると、自動車産業等では大きな地位を占めていますが、土木分野においては FRP のみで作られた橋が日本には一橋しかないように、巨大構造物に使用したときの性質については、解明されていない点や改善すべき点が幾つかあります。小山研究室では、このような材料や構造物の力学的な挙動を予測するための数値シミュレーションを行っています。
上で挙げたような材料には、耐震上有利となる軽量性、厳しい環境での建設に有利となる耐腐食性、デザイン上有利となる流動性といった特徴を兼ね備えており、従来に比べ自由度の高い土木構造物の設計・建設が期待できます。
研究室の卒業生は、国土交通省、県庁、市役所、総合建設業、JR、コンサルタント等に就職し、幅広い分野で社会や地域を支える活躍をしています。