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ナノの炭素体、カーボンナノチューブ グラフェンで環境エネルギー問題に挑む

図1 カーボンナノチューブ(左、中)とグラフェンシート(右)

図2 リチウムイオン電池を搭載した電気自動車やスマートフォン、タブレット、学生がナノカーボン生成中!?

炭素という元素をご存知でしょうか?無色透明で高価なダイヤモンドから鉛筆の芯に使われている黒色のグラファイトまで、バラエティーに富んだ形態と、金属と半導体を合わせたような特性を持ち、日常生活に入り込んだ身近な元素です。この研究室では、多様な形態をとる炭素の新しい仲間のカーボンナノチューブやグラフェン(図1)といった、ナノメートルスケールの材料を活用した環境問題解決や携帯電話、スマートホンや電気自動車に使われているようなリチウムイオン電池の性能を向上させるための研究を行っています。

研究から広がる未来

ナノの世界からアプローチすることで、より緻密な材料設計が可能となり、強度が高くて自分で発電する電子ペーパーや環境浄化材料のような微細なものから、宇宙送電線などの巨大なものまでナノ炭素材料で実現するために研究を推進しています。

卒業後の未来像

自動車会社、鉄道会社、電機会社などのエネルギーデバイスの開発を活発に行っている分野が進路に選ばれているようです。就職後も研究室で学んだ事を活かして楽しく仕事をしているようです。

水環境・土木工学科 林 卓哉 教授 (兼:電気電子工学科) Link

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、信州大学工学部電気電子工学科助手を経て2014年より現職。
研究分野はナノ炭素材料の基礎科学と応用。

【私の学問へのきっかけ】
4歳くらいから野山で昆虫や水生生物採集などをしていて生き物や自然現象に興味を持ちました。小学生くらいになるとおもちゃや電化製品の分解などをして壊しまくって機械構造や回路と機能の関係に興味を持ちました。そうこうして歳を重ねた結果、今のようになりました。どのような些細な疑問や興味でも、それを抱き続けることが学問のきっかけになるのだと思います。

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