籾殻から合成したグラフェン被覆炭化ケイ素ナノファイバー、グラフェン構造体の電子顕微鏡写真とその構造モデル
研究対象はカーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンナノファイバーをはじめとしたナノ炭素です。ナノ炭素を触媒化学気相成長法を利用した合成研究や農業廃材等を原料にした合成法の研究もしています。例えばバイオマスである籾殻に含まれる炭素、ケイ素成分を活用することでナノ炭素やそれらのハイブリッド複合体が調整できます。応用としては軽量複合体、リチウムイオン二次電池用負極、スーパーキャパシタ用電極、水浄化用デバイス電極などへ展開を目指しています。
ナノ炭素は夢の素材として世界的に注目されています。本研究室ではナノ炭素を農業廃材等から合成し、物性解明、それらの物性を利用した水環境エネルギー分野への応用研究も目指しています。
主体的に研究を取り組む能力、問題解決能力、コミュニケーション能力といったことを研究活動を通じて自ら取得できるように力を入れていますので、どの分野・職種でも役立つと思います。