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量子トポロジーによる新しい概念の創出活動

招待講演(ドイツ)

招待講演、ポーランド、スウコウスキ教授と

世界が目に見えないルールに従っているとしたらそのルールを探そうとあなたは思うでしょうか例えば、いいことばかりが続かないことに理由はあるでしょうか見かける水面の模様がどれも似ているように感じるのはなぜでしょうか...等々。人間の認識には限界があるのですが論理を用いると多くのことが「わかった気」になるように説明されますさらに人間は「わかった気」になることをわかった」ことにするためしばしば数学という学問を用います量子トポロジーによる量子化・圏化は人間の知覚の限界を越えて「世界の目に見えない背後のルール」を定式化すらしてしまうすごさのある学問領域の一つなのです

研究から広がる未来

圏化は、等式を空間関係と捉えることで既存の数学を一気に深めます。また量子化を推し進めることで曲がった空間を捉えます。その技術は新暗号、新材料や新医療を生み出す、代替ではない基幹的なテクニックを生み出すのです。

卒業後の未来像

私の分野の研究者は、国内外関係なく、採用を求められる対象となっているようです。一緒の問題を追いかけた友人たちはIT・金融関係で採用を求められました。金融・DS・AI・材料・工学等、これから求められていく研究内容です。

工学基礎部門 伊藤 昇 准教授 Link

ドイツ留学(学振時)を経て学位取得(早稲田大学)後、早稲田大学教員(助手・助教・准教授)。2016年から東京大学数理科学研究科研究員として単著専門書2冊出版。2021年茨城高専教員時に職員表彰(授業における工夫等)受賞。2024年4月より現職。

私が修士論文で題材として扱った理論の創始者であるトゥラエフ教授に推薦状をお願いしたことがあります。到着してすぐ「13時にきなさい」とおっしゃられ,それまで事務手続きなどして待ちました。約束の時間に行くと黒板の前に立たされ「Let’s talk」と言われました。その時、使えるものはチョーク1本だけでした。私は一瞬戸惑いましたが、当時1番自信のあった結果(自分の定理の内容)を書き始めました。第1人者に自分の1番の結果をぶつけたそのときに「私の学問」が始まったんだとおもいます。そうしてトゥラエフ教授は、よい論文が持つ要素について私に語り始めたのです。

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