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水環境保全と水処理が切り拓く未来

野尻湖における水質調査の様子
湖沼調査では現場観測ロガーの設置と試料採取を行う

野尻湖湖心における溶存酸素濃度の経年変化
2011年以降、底層で貧酸素化が進んでいる

限りある水資源を有効に利用するためには、水質悪化をさせないための水処理技術(下水) と、汚染された水を利用可能にする水処理技術(上水)が、必要不可欠です。一方、水道水の水源や下水の放流先となるのは湖沼や貯水池、河川(水環境)です。つまり水環境の適切な保全・管理も、私たちの生活を豊かにする上で必要不可欠なものと言えます。小松研究室では、上水―水環境-下水という一連の流れを常に意識し、水環境保全と水処理による恩恵が相乗的な効果を発揮できる仕組み作りに取り組んで参ります。

研究から広がる未来

「Water crisis」というと開発途上国での問題のように思われがちですが、我が国でも準備を怠れば近い将来それは起き得ます。危機を回避し明るい未来を迎える鍵は、水環境-人間社会間の健全な循環です。当研究室では、その循環の要素である「水環境」「用水」「排水」を対象とした研究を進めています。

卒業後の未来像

卒業後は、人々の生活基盤を支える建設業やインフラ整備関連の民間企業に就職する学生が多いです。また、同様の業種関係で、国や地方自治体へも卒業生を輩出しています。大学院へ進学して、さらに深く学ばれる学生もいます。

水環境・土木工学科 小松 一弘 教授 (兼:土木工学科) Link

2004年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修了。
国立環境研究所勤務を経て、2021年より現職。

【私の学問へのきっかけ】
子供の頃から鉄道に興味があり(所謂テッチャンです)、時刻表を見ながら旅行気分に浸るのが好きでした。今は廃線跡などの写真を見ながら在りし日の路線に想いを馳せたりしています。好きなことをトコトンまで調べ想像力を膨らませると言う作業を、無意識のうちに子供の頃から繰り返してきましたが、それが学問を追求する姿勢と類似していたのかと思います。

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